相場のプロは言う。「チャートで未来はわからない」

2022年04月01日
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株式投資

株価=A+B
Aは需給(人気)
Bは純企業価値(会社の実力)

まあ表現はよく知りませんしなんでもいいのですが、株というのは買う人が多ければ上がるし売る人が多ければ下がる。でも売るのも買うのも根拠が必要なんで、いつかどこかで必ず会社の実力に収斂していくということです。需給をどう読むかと言うとチャートの話が出てきますけど、わたしが知る株のプロ、中には一緒に酒を飲んだ人もいますけど、全員口を揃えて言うには「チャートで未来はわからない。」ということです。「上がるか下がるかなんて誰も当てられない」ってプロがそう言うのです。何十年と相場で生き残ってそれで飯を食っている人がそういう言うのです。わたしは自分の耳で聞きました。もちろん上がるか下がるかしかないのだから半分くらいは当たりますけどそれは当てられるとは言わない。

でもプロはチャートは見るんです。見るどころか手書きで自分で書く人もいる。未来を予測するためにチャートを見るんじゃないそうです。売買の玉操作をするんだそうです。分割売買をするそうです。理屈の部分と感覚の部分とが両方あるらしい。感覚は自分でグラフを書くと磨かれるとも言う。もうよくわからない。たぶん個々の持っている知恵というかノウハウもあるのでしょう。ただそこらの株弱者がちょいとかじったくらいで、チャートを見て上がるか下がるか当てられっこない。プロができないと言っているのですから。もっともらしいことを言うのは簡単なんです。本も出てるし。所詮上がるか下がるかだから。それで当たる時もあるから当てられるような気がするんでしょう。

さてBってのはどうやって算出するんでしょうか? 一株当たりの利益とか、一株当たりの資産とか、そんなものだけで企業価値がわかるわけはありません。その会社の総合的競争力です。競争力があるから成長もするし利益を上がる。まあこっちはわたしはスペシャリストと呼べるくらいなんでいろいろ書いてきていますが、これは株弱者には人気がない記事になります。読んでも何を言っているかわからないって人が多い。それとチャートみたいに上がるか下がるかって答えがパッと出てこない。株弱者はそういうのが苦手みたいです。パッと答えが欲しいのです。とにかく答えがあって、それで当たれば利確、外れると塩漬け、、ある意味わかりやすいので、多くの株弱者がそのループから抜けられないようです。最初から間違ってるってことなんですけどね。Bについても多くの人が勘違いするのは将来有望な会社を探そうとすることです。これもチャート同じく四季報なんかいくら眺めてもどれが有望か?それこそ当たりませんよ。「四季報でも未来はわからない」のです。じゃあどうする? それは何度も書いてきています。わからない人にはわからないでしょうけど。

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Comments 2

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tiara  

参考になりました

ありがとうございます。
大変参考になりました!

2022/04/01 (Fri) 10:50
川口晴朋(ハルトモ)

川口晴朋(ハルトモ)  

Re: 参考になりました

ネットはおかしなことを言う人も跋扈してますから注意ください

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