ROE,PER,PBRを投資判断に使う前に知るべきこと

まともそうでまともでない話が株ブログではまこと多いという話を書いたのですが、結局自分で意味がわかってないと、もっともらしい説に翻弄されるということです。例えばROEの説明で「自社株買いをすると株価も上昇しROEは改善しますがそれは一時的なものです。」と言う人がいる。嘘ですがわかってない人が読むとそうかなって思っちゃうでしょう。せめてROEを自分で計算できるくらいでないと騙されちゃう。ROEは株価と直接関係ないし通常の投資家の使い方であれば決算書に基づき一年に一回しか変わらないのです。ROEの説明する時に株価の話をする必要なんてないでしょう。自社株買いをすると自己資本は固定的に下がり以降毎年ROEに効いてきます。したがって自社株買いによるROEの変化は一時的じゃないです。こういうのは自分でROEが計算できればわかることなんです。ちなみに自社株買いによるPBRへの影響は一時的大いにありえます。これも意味がわかっていれば簡単なこと。自分で計算もできない数字（本当の意味がわかっていない）を根拠に大切な資金を投下しないほうが良いと思います。それほど難しいものじゃありません。一度理解したら生涯いい加減な情報に翻弄されなくなり、間違った発信を見抜くことができるようになります。ROE　ROA　PER　PBRなどなど財務諸表がベースになってます。これらの数字を使いたいなら「財務諸表の基礎」で検索して意味から勉強されると良いと思います。ただこれこそ基礎でこれがわかれば株で儲かるという話じゃないです。将棋の駒の並べ方動き方くらいの話です。

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