なぜビビって判断を間違えるのか?

2021年09月09日
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株式投資
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株式投資てのはその人のメンタルを鏡にように写しますね
知床五湖より

わたし自身の経験で言うと金額の多寡じゃないと思います。自分自身の自信度が揺らいだ状態だと人間はビビる。これは勝負事の鉄則とも言える。自信を失うと悪いように回る気がしてきて不思議なことに実際そうなるという経験をしたことある人はきっと多いでしょう。わたしの場合自信度がないのにエントリーはしませんけど、でも会社ですから会社が変わることもある。その好例が三菱自動車でした。三菱自動車がダイムラークライスラーの傘下に入ったのを好機と見てわたしは三菱自動車を買いました。日本の会社の企業風土というのは強固で簡単には変わらないのですが、不思議なことに外人の軍門に下ると急にまな板の鯉みたいに素直になっちゃうのが日本人。ところがしばらくしてダイムラーが三菱を手放した。三菱財閥が総力を挙げて抵抗したからです。結局三菱財閥がダイムラーを追い出した。こうなってくると急にわたしの自信が揺らぎます。一応多少利益は出ているんだけど、どこで手放すかって急に神経質になったのを思い出します。金額じゃないです。ビビる時は小さな金額でもビビる。小さな金額と言っても10万円、100万円、実生活ではけっして小銭じゃない。

一方で自分の自信度が揺らいでいない時は、いくら値動きがあろうが、上がっても下がっても悠然としていられる。売る株価はもう決めてあるのですから道中の上下なんてどうでもいい、とそこが自信があるから鷹揚に構えられる。わたしの場合値動きで一番動いた時は一日で3000万円以上動きました。一日で1000万円くらいの値動きは当たり前にありましたけど、別になんとも思ってませんでした。でも凄いなあとは思いましたよ。でもなんか他人事のように見てた記憶があります。勝負で平常心を保つ要諦というのは道中でどれだけ日常の金銭感覚を切り離せるかです。勝負中は記号と思えば良い。ちなみにそこを勘違いしてちょっと儲けたからと急に金遣いが荒くなるのは、これが金銭感覚が麻痺している人であまり良い結末は待っていないと思います。日常生活は普通の金銭感覚を維持しつつ勝負において記号と割り切れる、その切り替えが大事ということですね。
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