古い靴を履いて古い友人を訪ねる
2021年07月18日
友達が多い方が幸せだとか友達が少ないのは可哀想とかは全く思わないです。そんなの大きなお世話でしょう。人それぞれです。ただわたしは寂しがり屋の方だから友達が多いほうが嬉しいです。特に古い友達は大切です。新しいおつきあいも良いのですけど、古い友達はそれだけ共有する思い出も多いので話が尽きません。別にずっと思い出話をするわけじゃないです。ただいろんな話をしていてもベースになる共通の記憶というか心象風景があることで話しの深みも広がりも違ってくるということです。古い友達は古いという意味においてなかなか増えないということですから余計貴重です。

足元の写真で恐縮です。けっこうへたっています。オーバーホールに出すとかなり綺麗になります。もう少し履いたらまたやろうかしら? この靴は40年近く前、大阪のアメリカ村ってとこで会社の先輩のふくちゃんに勧められて買ったものです。アイビーボーイのふくちゃんが絶対に買って後悔しないからと言うので安月給から張り込みました。ふくちゃんはわたしのファッション関係の師匠だったんです。わたしが持っているもので一番古いものはJBLのスピーカーとトリオのチューナーで40年以上前に吉野家のバイト代で買ったもの。その次に古いのがこの靴と同じくふくちゃんのアドバイスで買った綿のサマーセーターです。
古い友人に会いに行くのに、なんとなくでかける直前でこの古い靴を取り出しました。掛川城などを歩いたりと友人との久闊の脇役を立派に演じてくれました。古い友達と古い靴は似たようなもので、それほどマメにメインテナンスしなくても時々ちょっと手をいれるだけで長持ちするって気がします。一度履いたら休ませるとか、でもたまにはちゃんと履いてやる、なんてのも古い友達みたいなもんです。いつでも存在を忘れないこと。そのためには日常の生活で気持ちが忙殺されないことかもしれません。あんまり一生懸命に生きないことですかね? 清水の友達は飲めなかったので忘年会をやろうということになりました。那須でやるか、それとも清水でやるか、どっちかですね。
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