納得のいくお葬式

2018年04月21日
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マネーと生活
世の中には故人をチンケな葬式でなくそれなりにきちんとやって、なおかつ馬鹿みたいに葬儀屋を儲けさせたくないと思っている人は案外多いと思う。実際に探すとコストを謳うところはかなりチンケでさすがにみすぼらしい。一方それなりの仕様でやると金儲け一筋という業者が多いという二極化である。

高い方の手はこうである。まず基本プランをそこそこ安く設定する。パンフレットではなかなかの見栄えで悪くないように見える。だが実際現場で見ると、アレって思うものである。そこでもっと良いものがありますよ、と売り込む。オプションをどんどん積み上げて値段を上げていくのである。標準では桐の木のむき出しの棺。でも殆どの方は布を被せますよ。と売り込む。それで10万20万上乗せする。

ほとんどオプションにするなら最初から標準に組み込めばいいのにわざとそうしない。葬儀屋の会場でやるから標準パックに式場使用料が入っているのが当然かと思えば実は式場代が入っていないとかもある。標準パックと言いながらそれでは葬式ができないようになっているが、今更断れないし葬式をしないわけにもいかない。バタバタしているし言葉は巧みなのでそれでまた料金は上がる。多分葬儀屋の社員の評価はどれだけ上手にたくさんオプションを買わせるか、で決まっていると思う。

ということで、納得がいく仕様で納得の行くコストでお葬式をしたいなら、わたしが調べた範囲ではコストや内容ともイオンのお葬式は良いと思う。イオンは実際にはお葬式をするのではなく元請けである。イオン仕様で提携した葬儀屋が行う。その葬儀屋はわりと有名なところが多く、自分たちでも馬鹿高くよく儲かる葬式を受注している。だが実際葬祭場はいつもいっぱいではなくけっこう空いている。その空きを無駄にしたくないので、別会社にしてイオンの下請けをやるという構図である。実際の式は普通にやるのとなんら変わらない。イオンのセットは良心的でだいたいそれでできる。オプションもなくはないけど内容的には納得がいくものである。

よく互助会に入っているからと何も考えずにそこに頼む人がいるけど、互助会という名前で勘違いさせている。あれはお客を取り込むためにやっているだけで、決して安く葬式ができるわけではない。互助会に入れば割引価格適用とか書いてある。一般の40%引でできますとか言う。でも互助会は当日入れる。わざと高い二重価格を表示して安いとおもわせるだけ。そしてオプションでどんどん料金は跳ね上がって行く。もし互助会に入っているならそれを解約すれば解約手数料は取られるけどお金は返ってくるのでそれでイオンでやった方が良いとわたしは思う。

別にイオンの回し者ではない。調べると小さなお葬式という会社も似たような事業を展開している。わたしはしみちゃんの時に随分と詳しく調べてイオンに頼んで全く不満がなかったのでイオンで良いと思っている。こんなものいつもガチガチ評価して調べている気は起きない。ボラれない程度であればそれでいいのである。

調べるためにあちこち電話した。オプションで儲ける葬儀屋は根掘り葉掘り聞くと曖昧な返事をしたり、あるいは面倒くさそうに応答するという特徴がある。冷静にいろいろ検討されて比較されたら困るような業者が多いのである。別にケチりたいとは思わないが葬儀屋をいいように儲けさせたくはない。それが供養になるとも思わない。だからと言って自分としてもあるいは傍目に見てもそれなりはしたい。その分違うもので供養をして上げたいとわたしは思うのである。
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