銀座のクラブに行ったことありますか?

2020年06月03日
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日々の雑感ーリタイアライフ
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フィットネスジムも再開
ガラガラで心置きなく筋トレ

額縁シュミレーターって額縁屋さんがやっているサイトがあるんだけど、これから額縁を買おうとか思っている人間には抜群に面白い。いくらでも遊んでしまう。自分が持っている絵の画像を上げて、いろんな額縁、それとマットの加工、額縁の大きさ、それが瞬時に変わるのである。無限大の組み合わせを楽しめるので迷って迷ってしかたない。

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額縁業界というのはかなりニッチだ。我が家の最寄駅には額縁屋が3軒あるんだけど、値段が全然違うのである。違うと言っても、額装するときのいろんな小道具とか加工料とか、これがばかに出来ない金額になって下手すりゃ額縁より高くなる。店に価格表は書いていないので、額を安いなと買っても、平気で倍くらいかかる店もある。お客は滅多に額縁なんて買わないわけで、その時に儲けられるだけ儲けないとやっていけないということなんだろう。

多少額縁の知識がついたら、優良なネットショップで購入するか、あるいは家のそばに店舗があるならそこで買っても良い。優良な店は自社工場を持っていてかつ大きな店舗も持っているところなので、まず都会にはない。上記のサイトの実店舗は足利である。店舗と自社工場があることで、丁寧にアドバイスもしてくれる。額縁については一度基礎知識を学んでおけば、その後一生損をせずに済むので家に絵が何枚もある人は勉強した方が良い。さすがのわたしでも額縁までは興味が向かなかったが、今はかなり詳しい。コロナのおかげである。

テレビに銀座のママが出ていてかなりの苦境だと言う。そうだろうなと思う。もうこういう店は使わないとする会社は多いと思う。仮にコロナがかなり収まってもである。どれだけ収まってもリスクゼロには当分ならない。お客を感染させたら大変だし、それにそもそもこの業界は提供するサービスと価格がアンマッチ。額縁屋どころではない価格差が平気で存在する。費用対効果という面で大いに疑問があると思っている財務担当者は多いはずだ。

わたしが営業責任者として銀座などで接待していた時、経理部長は1軒目のフレンチレストランより2軒目の銀座のクラブの方がぜんぜん値段が高いのを不思議がって、それだけの価値があるんですかと聞かれたものだ。確かに座っただけで3万円4万円は変だ。5人で行けばすぐに20万円とかになる。シャンパンでも開けたらおおごとだ。高い店は内装は立派でママが着物着て髪型がすごいけど、実際働いてる女性はほとんどアルバイトである。でもお客は喜ぶんだよね。お客にすればただで銀座に行けるから嬉しい。それと接待する方も楽だ、もう何もしなくて良い。せいぜい帰りのタクシーの手配くらいだ。部下の社員でお客より楽しんでいる人間もいた。

お客ひとりあたり接待でいくら使っていたかと言うと、一軒目のレストランと銀座のクラブとそれからタクシーで家まで帰すで、だいたい一晩10万円、お客が複数でこっちも複数なんで、だいたい一晩で50万円てのがザラだった。わたしだけでも年間の経費決済額が1千万円くらい。部下も部下で接待していたから、わたしの部で年間数千万円は接待していたと思う。それだけの接待ができるということは、それだけの商売があるということである。わたしが所轄してた部門の年間営業利益はピークで30億円ほどあったから、接待費なんて安いもんで、わたしが承認すれば、どこからも文句などでようがない。ましてやわたしが売上ゼロから立ち上げたような部門だったから、前例がないので、なんでも自由に決められた。いろいろトラブルもあったけど楽しいことはそれ以上にたくさんあって、ずいぶんと賑やかに痛快にやらせてもらったサラリーマンライフだった。

銀座のクラブの話は何度か書いているけど、長年付き合ったママの男を見る目の話は記憶に残っている。ママは大企業の社員を長年たくさん見続けて、当たり前だが偉くなる人間から贔屓にしてもらいたいので、誰が出世しそうか見抜かないといけない。でも、あるママが言うんだけど、誰が出世するかはなかなかわからない。この人優秀そうだなあと思ってもどこかでつまづく人がとても多いそうだ。その一方でこの人は出世しなそうだなって思った人が出世することはまずないそうだ。

わたしに人を見る目がどれだけあるかはよくわからないけど、ただ実際に知る人間でもネットでも、この人はダメだろうなて思った人間はほぼダメである。一方でこの人はそこそこ行けるんではないか?と思った人でも、それでもつまづいてこける人は多い。つまりダメな人間というのは実は周りからみてダメだとわかるけど、それを知らないのは本人だけで、本人は自分でそこそこ行けると思っているってことなのかもしれない。少なくともわたしは会って話をすればだいたいわかると思う。

なじみだった銀座のママとか、今は何してんだろう? 懐かしいなとは思うけど、会いたいとまでは思わない。もう一生銀座のクラブに行くことはないと思う。(数え切れないほど行ったしね)

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Comments 2

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ふくちゃん  

新入社員の頃、上司が会社のお金で連れて行ってくれたことがありますが、女性の新入社員に対する扱いなんて、ぞんざいとまではいいませんが、まぁ、冷たいものでしたよ。

基準がクリアなのはプロなんでしょうけどね。

2020/06/03 (Wed) 14:31

ハルトモ  

No titleTo ふくちゃんさん

わたしは会社の女性社員から一度行って見たいなんて言われたこともありましたが、絶対連れて行きませんでしたね。
やはり会社の金ですから、それに見合う費用対効果が出ないのはあかんと。わたしが敵が多い割にサラリーマンをまっとうできたのは、案外固かったからだと思います。調子に乗って足元をすくわれる人間もたくさん見てきましたから。

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