車を買うのが好き
2015年03月15日
誰でも物を買うのだが、多数の高くて良いものを買いたがる人間と、たぶん少数だがたくさん買いたがる人間といるように思う。わたしのかみさんとか娘は買うとなれば高いものを割と好んで買うがそんないろいろ買いたがらない。一方わたしはたくさんものを買いたがる。同じようなものを複数持ちたがる。まったく下品だが、これ育ちに関係あると思われる。
かみさんも娘も育ちが良い。まともな物がなくて困ったという経験がない。もっと良いものがほしいと思うことはあっても、ないというみじめさを知らないのである。だから良いものがあれば満足する。不都合があればまた買えばいいのだ。
わたしの場合は、ないというみじめさを知っているから、絶対みじめになりたくないという気分がたぶん心の奥底にある。それとすごい貧乏をから上がってきたので貧乏人の持ち物でもけっこう喜んで使う。値段は安いが良いものもたくさんある。金持ちはそんなたくさん買うわけでもないのだから、わざわざ貧乏たらしいものを買わんでも黙って高価なものを買っておけば間違いないと考える。わたしはいろいろ持って喜んで、安心する。
わたしの子供のころはとにかく物がないということで、ずいぶんみじめな思いをした。眼鏡が壊れていても新しいのが買えない。今でも覚えている。高校の時に眼鏡が鼻のところで二つに折れた。親父に言うと、すごく怒るので言えない。それで自分で半田でつけて直して使っていた。でもそこは弱いのですぐにまた折れる、また半田の繰り返し、だがその作業は悲劇的な結末を迎える。ある日また折れたとはんだごてを使っていたら、はんだごてがレンズにあたりプラスチック製のレンズがじゅわーと溶けてしまったのだ。レンズがケロイド状になってしまい見えたものでない。
その後どうなったか、メガネの修理代はどうなったか記憶にない。たぶん不都合な思いでだから忘れてしまったのだろう。なんかの拍子に思い出すかもしれないが、まあこんな話は枚挙に暇がない。
結婚して20年だが、その間で車は8台、なんだかんだで車両代だけで3000万円以上車は買っている。下取り代を引いても実質それくらい使っている。車は現在我が家には二台あって、最初は車は一台だったが、7-8年前から2台持ちになった。かみさんは車にまったく興味もないので、さすがに軽は怖いとして、その上のビッツのそのまた上のオーリスとかでも買っておけば十分であるが、わざわざわたしの好みでゴルフGTを買った。今のわたしのティグアンより高い。その前はかみさんがBMWで、わたしがゴルフトゥーランだった。もっともどっちも乗るんだけど。
育ちがよい人間なら、たぶん1000万円くらいのBMWかメルセデスを買うだろう。かみさんはゴルフでも良い。それでとっかえひっかえ買わないで長く使えばよい。3000万円以上車で払うならそのほうがずっとスマートなのだが、ハルトモ君はそうはできない性分なんである。車を乗るのも好きだが、買うのも好きってことだ。
それにフォルクスワーゲンはとても良い車だ。乗っていて不満はない。さすがに車は好きで、もっと安くて軟な車は欲しいとは思わない。まあiPhoneとかパソコンとかたくさん持ちたがる気分と似ているということだな。
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