自分の納得で生きる
2014年05月16日
昨夜ジェームス・ダイソンというイギリス人が
自分の開発した掃除機を手にテレビに出演していたのを見た
自分のガレージでなんと5年間で5000台もの手作りの試作機を
一人でしこしこ作ったそうだ
友達からは定職につけとアドバイスされたが
決してあきらめずに
ダイソンを完成させた
このジェームスダイソン
社長じゃないのね
肩書はチーフエンジニア
自分は発明家であり経営者ではない
て自分で自分を見極めているかのようだ
こういう男が世界を変えるのだろう
世界を変えたというと
Appleの創業者のスティーブジョブズが著名だが
かれとは全然違うタイプの人間だ
世界を変えると言っても
人間だから
いろんなタイプの人間がいるということだ
もちろん共通点はある
ダイソンは自分で言っていた
「わたしは決してあきらめない」
ジョブスもたぶん同じだ
彼流に言えば
「愚か者であれ」
わたしのキャディバッグに
クリーブランドのウェッジが3本入っている
クリーブランドというのはゴルフクラブの老舗メーカーで
アプローチウェッジが有名だが
そのクリーブランドの創業者
ロジャー・クリーブランドは
今キャロウェイで現場のエンジニアとして働いている
自分の会社では
自分の思うようなクラブづくりをやらせてもらえないと
転職してしまったのだ
好きなことにこだわり
自分が納得いく人生を歩む
わたしもわたしなりにそう生きているつもりだが
彼らのような
素晴らしい先輩がいて
わたしもいるのだと感じる
ダイソンのことなど知らなかったが
この世界には
わたしが尊敬するようなダイソン予備軍は必ずいて
今日も奮闘していて
そしてそのチャレンジャーの大多数は決して世に出ない
だが
問題は世に出た世に出ない、じゃない
自分が納得する生き様にこだわったチャレンジャーであり続けること
それそのものが重要なのだ
数多くのチャレンジャーがこの世で奮闘している
それが素晴らしい人生だという
確信があるから、たとえ孤立しても
そんなことは全然気にならず
自分のこだわりとともにまい進できる
世の中の人が
世に出たひとにばかりに注目するのは仕方ない
だが
もともと、世間でもてはやされることなど
どうでも良い人たちなのだろう
凡夫は
えてして現実と妥協の取引をしてしまう
彼らは
自分の納得は決して取引材料にしない
そして
自分の納得を一個一個積み上げることこそが
すなわち生きるということだと知っている
そう思って人生を歩んでいるなら
いつ死んでも納得がいく
自分の納得したものだけが思い出に残るからだ
ジョブズは若くして世を去ったが
彼は自分の人生に納得していたと
わたしはそう思う
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