よく株式で専業になりたいとか思う人もいるようだが、別に忙しく売買せんと、株の配当だけで暮らせたら立派な専業と言えるんじゃないかと思う。
ハルトモ君も株式の配当金を年金がわりにしようと、ボッシュの株は利益確定で売却した時に全部売らないである程度一生持っておこうと残した。それでたぶん数回は配当金をもらったのだが、突然TOBがかかって、ドイツ本社に全部買い上げられてしまった。
いろいろ調べたのだが、持っていても上場廃止となるから換金するのが厄介だ。ボッシュに買ってくれと頼んで買ってくれないと困る。買い叩かれるかもしれない。それでわたしもTOBに応じたのだが、ほぼ100%近く応じたはずだ。だが今考えてみると売らないで毎年配当を貰う手があったんじゃないか、と思える。株主なら配当は誰でも出るものなら貰える。
ボッシュはドイツがグローバル本社、日本で内部留保などせずにドイツ本国に送金するために配当性向は高めのはずだ。わたしが働いていたアメリカ企業もやはり配当性向は高かった。わたしが配当をもらっていた時に10円ほど、それが20円になるとかという話があったが、TOBになった。今はたぶん30円か40円の配当を出しているかもしれない。40円✖株数であるからこれはでかい。そういう手があったんじゃないかな? なんて今は思う。だが、そうすればどうなったかと言うと、たぶん暮らし向きは何も変わらないだろう。やはり児童養護施設で働いていたんだろうな。どうでもいい話であった。