あなたは市場の悲鳴を聞いたことがありますか?

2022年05月12日
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株式投資
株の上級者は市場の息遣いに耳を澄ますというツイートをしました。
「市場の悲鳴が聞こえるか?」

「株式投資は株価ばっかり気にするのが初心者、会社を気にするのが中級者、そして市場にいる人を見るのが上級者。上級者は市場の息遣いに耳をすます。」文字制限がある方が響きがあって余韻が残るテキストになるかもしれないなんて思いました。わたしが読んでいる株ブログでいわゆるわたしから見ても上級者だなと思う人の共通点というのがあります。それは群れないということです。群れを呼びもしないし群れに参加もしない。しかし節度と品位のある交流はむしろ積極的に行う。「君子の交わりは淡きこと水の如し」初心者はこう言う方のブログを読めばいいのになあと思いますが、どうもそうはならないってことみたいです。

リーマンショック以降この10年くらいは「塩漬け作戦」が機能しているディケードだと思います。買って上がれば売る。買って下がれば塩漬け。いくら塩漬けをしても基本的には上げ基調なんで気長にまてばいつかプラ転する。保有銘柄には含み損が並ぶけど、別に売らなきゃいい。いつか上がるさ。これでけっこう儲かるわけです。わたしはこの10年悲鳴なんて聞いたことがない。本当の恐怖を知っている個人投資家がどれくらいいるでしょうか? 日経平均が1万円も下がれば? すべてを失うかもしれない。いつかあがるとは思えなくなる。周りの人間と同じようにのんびり構えていた人は今度は周りの人間と同じように狼狽する。でもそんなこと起こるって現実感がない。

株式市場における七面鳥の話をお聞きになったことがある人はどれくらいいるでしょうか? 七面鳥は十分に餌を与えられて豊かな暮らしを享受します。七面鳥にとっては生まれた時からそれが日常です。七面鳥はずっとその状態が続くものだと信じています。しかしクリスマスが近づくとほとんどの七面鳥はその生涯を終えます。七面鳥にとってはまったく予想だにしなかったことが起きるのです。知っていたら逃げたのにと思うかもしれない。でも食べる方にしたら当たり前のことが起きただけです。市場にはこういう不連続点が定期的に起きます。地震みたいなものです。明日来るとは思えないけどいつか来る。地震に備えるというのは当たり前のことです。株式投資も地震に備えるという感覚は必要だと思います。期待して待つものでもないとは思いますが。

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