B to Bでシェアがとても高い会社への投資は慎重に

2024年04月19日
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株式投資
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保有期間がある程度長い投機でなく投資での話です。四季報などでシェアが高いとか業界一位とかの表現をプラス材料に考える人が多いような気がします。はたしてそうでしょうか? わたしは60%とか70%のような非常にシェアの高い会社が新規参入により大きくシェアを落とした事例をいくつも見てきました。あれよあれよと下がります。会社の成長は市場の伸びとペネトレーション(シェア)で決まります。仮にペネトレーションが100%なら伸び代は市場の伸びしかありません。その上で新規参入があれば100%から下がるしかありません。いつどんな形で参入してくるか? これは部品とか装置のような BtoBであれば予見は困難です。いつ何が起きるかわからないと言えます。わたしはBtoBの業界で、シェアがあまりに高い会社への投資は危険だと思います。その大きな理由は顧客が新規参入を応援するからです。自動車メーカーという顧客が強い立場にある自動車部品は必ずそうなります。お客の立場になれば選択肢があって競争させて安く買いたいのは当たり前。それと万が一火災などの事故のために必ずバックアップは確保します。ただB to Cだと状況が違います。個人の嗜好に訴える製品は、特に日本人はみんなが買うようなものを買いたがる民族ですから簡単には牙城は切り崩せない。それでも市場を変えるような製品が出てくれば業界は様変わりします。わたしはシェアが高いは安心材料とは思わないです。
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