お返しはいらない
2014年06月17日
グッドウィルハンティングという映画を
ITUNESで娘がレンタルして見終わっていたのだが
せっかくなので、わたしも見ることにした
虐待を受けて育った孤児の主人公は
天才的な頭脳を持ちながら
工事現場で日雇い人夫として働いている
暴力事件など警察のお世話になるのはしょっちゅうだ
毎日飲んだくれて遊び歩いて
社会の最底辺で生きている
誰にも心を開かず、人の愛情を知らない
その彼とその彼の更正を依頼された
ある心理学者の
心の交流を描いた映画である
どんなセラピストもつきあい切れないとさじを投げた主人公
その主人公の心を開いた心理学者だが
彼も同じく不幸な境遇の経験を持つスラムの出身であった
やはり
同じ境遇を経験したものでなければわからない
ということはあると思う
結論から言えば
この映画はハルトモ君の応援歌であった
わたしはわたしでなければできない仕事をしているようだ
今日は担当する子供を連れて
児童相談所にセラピーに行った
終わって腹が減ったので
ふたりで今日は吉野家に行った
子供は特盛＋牛皿＋キムチX2＋トン汁
よく食うな
支払いは株主優待券
ひとしきり
株主とは何か？
話す
株主優待券なんて生まれて初めてみただろう
多少は世の中の勉強になったかな？
かっつくように牛丼の特盛＋牛皿をほおばる子供を見ていると
なぜだか
こっちまで嬉しくなる
彼が帰りに車の中で言う
ハルトモさん
僕ね、将来金持ちになってねー
牛丼をねー
わたしが答える
金持ちになっただけで
ハルトモさんは十分だよ
それだけでハルトモさんへのお返しだ
わたしへのお返しはいらないから
その分で
家族を大切にして
それでちっとばかし余裕があれば
困っている人を助ければいい
大きくなったら
吉野家の株主になれよ
吉野家は絶対になくならない
感覚的に
それは確信している
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