富裕層と貧困層

2012年12月06日
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マネーと生活
 
富裕層は意外と少ない。特に5億円以上持っているのは日本に3万人しかいないそうだ。その一方貧困層はすごい数だな。いつか革命でも起きるかもしれんと、
 
以下ネットから引用
 
 日本社会に厳然として存在する超「格差」を、明確に指し示すデータがある。
 仏大手経営コンサルティング会社キャップジェミニ社の「ワールド・ウェルス・レポート」によれば、'11年の日本で100万ドル(約7800万円)以上の投資可能資産を保有する富裕層は約182万2000人。日本人の約71人に一人が大金持ちなのだ。
 右のグラフを見れば一目瞭然だが、'02年以降、リーマンショックの発生した'08年を除いて、毎年、新しい"億万長者"が生まれている。
「5億円以上の金融資産を持っている富裕層を『ビリオネア』と呼んでいますが、'09年に2万6326人だったのが、'11年は3万4879人と増えています。その多くは医療法人や弁護士事務所を経営している。代々の資産を受け継いで、それを大きく殖やしている方も多いですね。
 彼らのほぼ9割が何かしらの不動産を保有していると考えられます。そのうち約10%がマンションオーナー。マンションといっても一棟丸々保有していて収益性が高いため、富が富を生み出すのです」(船井総合研究所・小林昇太郎氏)
 
一方、前節で触れたように新・貧困層も増殖している。OECD(経済協力開発機構)が定める相対的貧困率(所得が所得分布の中央値の半分に満たない世帯員の割合)は、'03年の14・9%から'09年には16%に上昇した。日本人の約6人に一人が平均所得の半分以下の収入で暮らしていることになる。
 二極化する新・富裕層と新・貧困層―彼らの実態をデータで見ていこう。
 生活保護受給者は増加の一途で、'12年3月現在、その数は約211万人(約153万世帯)。これに必要となる予算は約3兆7000億円と膨大なものになっている。
 財政を圧迫する生活保護の受給者は今後まだまだ増える可能性が高い。新しい貧困層が出現しているからだ。彼らはどのような人たちなのか。ワーキングプア問題に取り組むNPO「POSSE」事務局長の川村遼平氏が語る。
「現在、40代を中心とする中高年フリーターが問題となっています。非正規労働者のまま、若者ではなくなった人たちで、多くは無年金と言われています。同じ職場で働く若者たちから見ても、彼らの置かれた環境は悲惨でしかない。それが将来の自分の姿だと思ったら……、親や正社員の友人から『仕事を頑張れ』と言われても頑張れないのが現状なのです」
 かつても貧困者はいたが、貧困の質が大きく変化している。高度成長期には、貧しくとも、将来はよりましな生活ができると期待できたから、低賃金でも不満を募らせることはなかった。
 しかし、今やひとたび貧困層に転落してしまえば、職どころか、満足な食さえ手にすることができない。将来が良くなる見通しもない。真面目に働いても報われない、という絶望と諦めが新・貧困層にはある。
 
さらに、貧困は連鎖していく。東京大学大学院教育学研究科大学経営・政策研究センターが発表したデータは衝撃的だった。年収200万円以下の両親の下で育った子どもの4年制大学進学率は28・2%。彼らの35・9%が高校卒業後、就職を選んだのだ。逆に両親の年収が1200万円以上だと、子どもの62・8%が4年制大学に進学、就職したのはわずか5・4%だった。
 つまり、親の年収が子どもの学歴に如実に影響するわけだ。個人の努力よりも、生まれによって社会階層が決まる。這い上がることのできない無力感、閉塞感が社会全体に蔓延している。
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悲歌慷慨  

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富裕層は少ないですね。

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