HOMELAND シーズン3
2014年07月24日
施設の子供たちが寝静まった深夜
HOMELANDシーズン3を見終えた
なかなかの秀作である
深みがあり
最後は長く余韻を残す
上等な赤ワインのようだ
映画の主人公でよく出てくるキャラだが
上司に媚びず、組織にも迎合せず
実力があり、自分の考えを曲げることなく実行しきる
こういうキャラは人気がある
その一方で
組織に流され、上には逆らえずに
自分の信念を貫くどころか信念を表に出さず
唯々諾々と従順
これは嫌われるキャラとしてこれもよく登場する
好対照のキャラである
おもしろいは実社会を見渡すと
程度の差こそあれ
前者、後者で分けるなら
どう考えても後者のほうが人口も多くて
人当たりがよく人気もある
前者は煙たがられ嫌われて
組織からはじき出されたり、ろくなことはない
なぜ、おべっか上手が映画の主人公にならないのだろう?
みんな自分のようなキャラを応援したくならないのだろうか?
フィクションというか他人事だと思えば好ましいキャラが、
いざ自分の目の前に現れると我慢がならない
ということか?
本当はどっちが好きなんだろうね?
と思ったりするが
やはり前者なんだろう
というのがわたしの結論だ
でないと映画がヒットしない
そうなるとだ
世間の多くの人は
実は自分の生き方が好きでないというか
少なくとも納得はしていない
ということになる
自分ができないことを映画の主人公はやっている
ということで快哉をあげる
だが裏返せば
それ自己肯定感の低さである
わたしは自分が納得することしかしない
嫌だと思うことは全くやらなくはないが
それでも全部納得の上
高い視点から見れば好きと言っていいくらい
損得抜きというわけじゃあない
損得はそのあと
真剣に人の何倍も考える
そして実行に移す
だがまずは自分の納得ありきだ
最後はそれしか
墓場に持っていけないだろう
それがわたしの考え
ましてや
世の大多数のサラリーマンは
自分の大切な納得を差し出す代わりに何を得るかと言えば
それは見ての通りだ
ローンで買った家とか、なんとか暮らせる年金とか
どう考えても
わたしには損な取引にしか見えないが
さんざん打算を働かせて出した結論なんだから
ますます
なんだろうね?と思う
さて
夏休みに入った
施設の子供たちは夏旅行と言って
一泊二日で近場に遊びにいくだけで
あとはどこにも行かない
ほとんどの子は
部活とか学校の行事以外は
毎日ごろごろと家で過ごす
どこか行くにも金がない
そうなるとだんだん鬱憤がたまってきて
いろんなトラブルにつながりやすい
職員との衝突も増える
職員にとっては
夏休みは鬼門である
夏休み後に退職するケースはとても多いのだ
わたしはというと
かなりずるいが金を使う
中高生にはポケットマネーで
遊びに行っておいでと小遣い渡したり
小学生にもなんか買ってやったり
なんかしてあげたくなるんだよね
やはりある程度金を使わないと
おもしろくない
夏休みは
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