ハリボテ担いで生きる
2014年06月13日
ミツオ君と飲んだ
彼は酒豪だ
それからとんでもない大食漢だ
彼と飲むときは
十分注意しないとひどい目に合うのは
前回学んでいるので、今回は
合う前にソルマックとウコンを体に収めた
結果は
ミツオ君は弱くなっていた
45歳で血糖値の管理を必要とする体となった彼は
それほど食わずにそれほど飲まなかった
おかげで
前回は小料理屋で二人で2万円を超えた会計が
一万円も超えなかった
普通安い小料理屋で1人一万円は飲めん
簡単に言うと
前回はわたしが5千円、ミツオ君が1万5千円飲んだのだ
で
今回は
わたしが五千円、彼が5千円だ
ミツオ君が
定期的にわたしに会いにくる理由はひとつだ
気持ちよく会話が成り立つからである
頭の良い彼と上手に言葉のキャッチボールができる人間はそんないない
読書量もすこぶる多い
それでいてきついシャレやジョークを好む
彼はわたしよろずっと一見穏やかで
いろんな人に話を合わせる
(時々爆発するが)
わたしのような孤立を避ける
その分がストレスとなって
体に悪さしていると、わたしは思う
酒の飲みながら
いろんな人間の話をして
それで
わたしの話にもなった
わたしがミツオ君に言ったのは
児童養護施設に来て
いわゆる弱い人たちとつきあうことになった
子供たちはまさにか弱い
精神的にもガラスのようだ
丁寧に丁寧に扱わなければならない
わたしは他の職員の攻撃の対象だ
だが
わたしがひとたび本気になって反撃すれば
わたしの言葉は彼らの心に深く突き刺さるだろう
だから反撃できない
適当にシャドーボクシングみたいに動くだけだ
では前にいた会社ではどうだったか?
前の会社でも実は同じだった
権力を背に強がっている人たち
わたしは彼らが弱い人間だと思わずに戦った
だが思い返せば
皆実は弱い人たちだった
常に何かを恐れて、自分を守るのに必死な人たちだった
わたしは若さに任せて叩いたが
その当の
わたしは自分が強い人間だとは
気づいていなかった
だが今振り返ると
わたしほどタフな人間は会社ではいなかった
ということがわかる
ところで
ハルトモはどうして強くなったか?
これは自分なりに検討済みである
一言で言えば
ハルトモはずっと虚勢を張って生きてきたのだ
子供の頃から
ハルトモはハリボテだった
凄んでみても実は中身はスカスカ
ところがハリボテ担いで必死に生きていたら
会社で成功して
投資でも成功して
幸せな家庭にも恵まれ
なんだかやけに余裕が生まれてきた
気がつくと
ハリボテの中身がわりとずっしり詰まってきた
ハリボテという入れ物を担いでいなければ
中身も備わらなかった
そんな気がしている
まずは入れ物ありき
入れ物はなんだろう?
それは自分がこう生きるんだと言う確固たるこだわりと
やり抜くという気概と
そして
そういう自分を格好いいと思う自意識かな
一歩間違えば今のわたしのようにならんだろう
何もできぬつまはじきもので終わる
それを乗り越える
知恵と感性の両輪も必要だろう
以上の組み合わせ
これがどこから来たかはよくわからない
頭だけいい人間ならいくらでもいる
わたしのかみさんは
浦和駅に近い県内トップの女子校から大学は国立一期に進んだ才媛だ
バリバリの技術者であった
そのかみさんによれば
わたしは極めて論理的で
聞いているとなるほどとそのときは思わせるそうだ
でも
あとから考えると
あれ、なんだったかな?
そう思うって
それくらいなんか普通でない論理らしい
このブログも
読んでいて読みやすい
と言ってくれる読者もいるが
さて何を言いたいかというと
なんだろう?
そう思う人も多いようだ
ハリボテはまだまだ大きくなるか?
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