ごーちゃんのこと

2014年06月10日
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日々の雑感ーリタイアライフ
日本の富裕層は総じて堅実で華美を好まず
持っているお金ほどには使わない
その一方で日本の中間層は金使いが荒い
暮らし向きだけだと富裕層並みという中間層が多い
稼いでいるから使うということだが
働き続けないと自分の暮らしを維持できないという点が富裕層と異なる
借金をするというのも稼ぐ中間層の特徴だ
 
富裕層の年収はどれくらいですか?
などという庶民の質問が知恵袋に出てくるが
お金に余裕があれば別に年収はどうでも良いのだ
 
前の会社で
わたしの部下だった、ごーちゃん
彼は富裕層の家の出身である
中野に大きな瀟洒な実家がある
5億円は下るまい
また函南に立派な別荘がある
お父さんは大商社の取締役を務め子会社の社長
おじいちゃんは日本有数の水産会社の元社長である
富裕層であるがサラリーマンの家である
 
おもしろいのは
ごーちゃんの家は、親に頼らず自分で生計をなんとかする
というのが家訓であった
それには理由があった
長寿の家系で皆100歳くらいまで生きるのだ
おじいちゃんの葬式にはわたしも行ったが
たしか99歳だった
相続を待っていたら自分が70歳とかになってしまう
自分で生計をきちんと立てよ
という家訓にならざるを得ない
そうやって
立派な実家や別荘や株式預貯金は
代々維持されていく
 
彼は独身のうちに
中野にマンションを買った
それを賃貸に出す
車は買わずにかわりに維持費の安いオートバイであちこち旅行してた
ちゃんと遊ぶ術は心得ている
結婚相手は近所に実家を持つそれなりの家の娘さんで
子供ができると
そこで彼は中野に家を買った
大きな古屋付
これをリフォームして上二間をアパートにして
自分たちは下に住むようにした
最初のマンションのローンは数年で払い終わり
マンション一軒とアパート二部屋のオーナー
家賃が毎月30万円入る
この家賃全額と自分の給料で
自宅のローンを10年で払いきるぞと
そうわたしに話していた
 
50歳前にローンを払い終えれば
その後は毎月の家賃と加えて給料である
盤石である
そして親の資産には一切手をつけずの
自らも一億円の資産を保有するに至る
家族旅行はいつも
会社契約の安いレンタカーを借りていた
遊ぶが倹約家である
こういう生活をしながら
実家には相当の金融資産、不動産が温存されている
彼は代々の資産を利用しこそすれ
減らすことなくまた次世代に引き継いでいく
 
姿かたちはありきたりのサラリーマンではあるが
まさしく富裕層の一典型であろう
ボンボンではあるが
きちんとした筋金入りのボンボンであった
 
彼はよく言っていた
わたしはハルトモさんのような才覚もありません
派手なこともできませんが
地道に自分なりにやっていきます
それが家訓です
 
ごーちゃんを見ると
日本の富裕層がその財産保全に
まるで伝統芸能を守るかのごとき努力で
繋いでいくということがよくわかる
 
ところで
そのごーちゃんは
ローンを払い終わる前に
くも膜下出血で死んでしまった
長寿の家系で油断したのか運が悪かったのか
慙愧の念に堪えない
だが彼の家族は生命保険と遺族年金と家賃で生涯安泰だ
ローンは全額免除となった(保険で)
あっけない生涯であったが
きちんと彼は自分の責任を全うしてこの世を去った
たいしたものであった
 
ごーちゃんは
株式投資も若い頃やっていたが止めてしまった
わたしを見て到底かなわないと思ったそうだ
ハルトモさんのような人が勝つ世界で自分は勝てっこない
それですぱっと見切った
 
きちんと自分というのものがわかっている
勝てないならやらない
それもまた達人と言っていいようにさえ思う
 
今週は前の会社の部下が
わたしと飲むためにさいたままで来てくれるそうだ
 
ごーちゃんを見習え
 
そう言ってやろう
 
ハルトモの真似はできなくても
ごーちゃんの真似なら、その気になればできるだろう
それと健康管理に気をつけてだ
自分も含めてだが
 
いろんな面で学ぶべき点が多かったごーちゃんだった
 
 
 
 
 
 
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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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