ゆとりがある人ほど資産を使い切りやすい
2023年10月21日
お金持ちとそうでない人でも基本的に年を食えば食うほど日々使うお金は大差なくなっていくように思います。お金を元気よく使えるのも体が元気なうちでしょう。日本人の健康寿命は75歳程度ということですが、仮に60歳で3億円の資産がある人なら75歳までに90%使い切ってもたぶんその後不安はないでしょう。一方で60歳で3千万円の資産の人はそれなりにいくらか持っていないと不安です。だからそんなぱっぱか使えない。なにが起こるかわからない以上ある程度は確保しておく必要がある。その「ある程度」というのは個人の感じ方ですから人それぞれですが、なんにせよ金持ちはその「ある程度」以上がたくさんあるので自分で築いた資産の多くを使ってもいい。「ある程度」以上ない人、あるいは「ある程度」以上がそんなにない人は、自分が持っているお金のほとんどは使えない。日銭の太さもかなり影響してくると思います。年金だけで暮らせるような人はそんなにキャッシュを確保しておく必要はない。日銭が細くて毎月資産を食い潰すような人だと不安に感じて持っているお金に手をつけられない。お金はあっても使えない。人は死ぬ時に築いた資産の多くを残すと言われていますが、不安に感じない以上にお金がある人はそんなにいないって理屈だと思います。
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