まっちゃん、しみちゃん、そして、しげちゃんの話

2023年10月02日
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日々の雑感ーリタイアライフ
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まっちゃんというのはわたしの実母である。本当の名前はまつこ。しみちゃんはまっちゃんの姉でしみこ。つまり私から見ると伯母。そしてしげちゃんというのはしげこで親父の再婚相手、戸籍上は他人なんだけど、養母とここで呼んでいる。この3人の女性に共通しているのは元気なうちはわたしに面倒見てもらうとは思ってもいなかったということである。と言うか面倒を見てもらえるとも、また面倒みて欲しいとも思っていなかった。実母のまっちゃんは4歳の時に離婚して家を出ていったので4年間はわたしと一緒に住んだらしい。うっすら記憶にあるのは親父ととっくみあいの喧嘩をしていたということ。まっちゃんは離婚したあとに再婚してまた離婚したとは震災後に知った。別れた旦那からどういうわけかわたしに電話があったのである。まっちゃんと一緒にしみちゃんの見舞いにも行ったらしい。その再婚相手との間に子どもがいたかいないか調べてないのでわからないが、いないと言っているのでそうなんだとは思うけどいつか現れても驚かない。まっちゃんが言うには再婚相手は自営業で裕福だったけど韓国の女性にいれあげたそうで、持ち家を売って離婚したのでまとまったお金があるんだとか自分で言っていたが、しみちゃんの家の改装にずいぶんお金をつかったとも言っている。全部わたしが尋ねてもいないのに勝手にまっちゃんが喋っていることだけどわたしは真に受けていない。間違いないのは震災の時までまっちゃんとしみちゃんはしみちゃんの家に一緒に住んでいたということ。まっちゃんの経済状態はまったくわからない。わかっているのは年金などはないということと、しみちゃんのお金を持ち逃げしたということ。それもいくらだかわからない。4歳で別れて震災で再会するまでの50年間の情報がこれだけ。嘘か本当かもわからない。

一方で震災後の経緯はクリアである。震災の3日後だかに単身気仙沼に乗り込んでそこでまっちゃんとしみちゃんを発見した。しみちゃんの存在はその時知った。しみちゃんを見捨てることもできないため二人ともさいたまに連れ帰った。しみちゃんはさいたまの病院ですぐに亡くなると言われたけど奇跡的に回復して特別養護老人ホームに入所した。その後数年穏やかな余生をそこで送る。一方でまっちゃんは体が元気なんで、ひとまずしげちゃんのいるマンションに住んでもらった。前妻と後妻が同居ってあんのかと思われるかもしれないが実はふたりは面識もないしトラブルもない。なぜかと言うとまっちゃんとしげちゃんの間にくみこという2番目の連れ合いがいたからで、くみ子のことも書こうと思えば書けるけど話がややこしくなるのでここではこれだけにしておく。さてまっちゃんとしげちゃん、仲良く暮らすかと期待したがそうはいかなかった。まずまっちゃんはわたしが裕福なことに驚いた。そして優雅にマンションで暮らす養母のしげちゃんに嫉妬した。そしてしげちゃんをイジメにかかった。いろいろとトラブルが起きる。もともと認知症が進んでいるシゲちゃんだったのでまっちゃんのイジメにひとたまりもない。わたしは老人ホームにしげちゃんを入居させることにした。まっちゃんは数ヶ月はマンションで快適な一人暮らし。まっちゃんにしてはまんまとしげちゃんを追い出してそのままマンションに住めると思ったんだろうけど、それは甘かった。震災後はさいたまでも空いている公営住宅を被災者用に無償で提供していた。綺麗にリフォームされていて一人で住むには申し分ない。その手当ができそうなのでそっちにまっちゃんは移ってもらうと私が言うと、まっちゃんは怒り出した。養母はマンションを住まわせるのに実母はダメなのかと。わたしから数千万円のマンションをもらえると思っていたらしい。まっちゃんから薄情な息子だと言われた。わたしが取り合わないと、そこでまっちゃんは思わぬ行動に出る。



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