ワンルームマンションの暴落が起きるシナリオ

2023年09月22日
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家のこと不動産投資のこと
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不動産投資をしているという人と会って、負ける人か勝てる人かを見分ける良い質問があります。それはつきあっている業者名を聞くことです。不動産投資で負ける人の多くは、投資家相手を専門とする業者とつきあいます。テレビとかで宣伝しているような業者です。街の不動産屋とか大手でも家を買う人借りる人を相手にするいわゆる普通の不動産屋とはあまりつきあいません。投資家相手を専門とする業者は2種類あって、ひとつは投資用のマンションを販売して管理する業者。もうひとつは相続などで土地を持っている人間にアパートを建てさせて管理する業者です。共通点はローンを引ける人間を食い物にするということです。土地があればそれを担保にローンが引ける。定職についていてそれなりの属性ならローンが引ける。キャッシュはなくてもローンが引けて、その上で自分で考えずに人任せにするお馬鹿さんを見つけるというのが彼らのビジネスモデルです。投資家相手を専門とする業者とつきあうとよく起こるアルアルは聞いてた話と実際の話が違うという事態です。家賃で賄えるから持ち出しはないと聞いていたけど実際は毎月本業の給料から持ち出してそれが増えていく。

そこでようやくおかしいなと気づくけどその時点ですでにすでに遅いってことがほとんどで手を切るのさえ大変な苦労になります。投資用のワンルームマンションを買っている人はフルローンの人が多いのですが、想像にするにほとんどは変動金利で借りていると思います。30年ローンの変動金利。なぜそう想像するかと言うと、販売業者が売り物を魅力的に見せようとすれば安い変動金利を提示するに決まっているからです。1%とかで借りているけど、それが30年とか35年続く設定になっている。今後金利が上がっていくとどうなるか? 毎月の持ち出し額が増えます。今まで持ち出しがなかったのに持ち出しになる、あるいは耐えられるくらいの持ち出しが耐えられない持ち出しになる。金利が上がれば負担に耐えられずに手放そうという投資家がでてくるとわたしは思います。ところが金利が上がった以上投資物件として採算に乗らないのですから当然安くしないと売れません。金利が上がれば金利が上がると分譲物件を手放す人間が増えるという話はよく聞きますが分譲物件は買い手さえいればなんとか回ります。買い手のつかない投資用ワンルームが最初に暴落するんじゃないかって気がわたしはします。あくまでも金利が上がった場合の話ですが。
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