質問をいただきましたので回答さしあげます。

2023年08月27日
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株式投資
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この文章の間違い探をしてほしいというリクエストを執筆者からいただきました。何が間違っているかはっきりと指摘して欲しいとう要望です。以前も似たようなこと書いてますがせっかくのリクエストですのでお答えします。まずはっきりと間違いと言えるのはROEです。それ以外も首を傾げますが、まずはこの点だけでも説明しましょう。ROEは自己資本(純資産)に対しての利益率です。経営の効率性は示しますが会社の収益率が高いことを示しているとは言えません。貸借対照表を見れば明らかですが自己資本が小さくて借金で会社を回しているとROEは高くなります。財務基盤が弱いのにROEは高くなる。一方で無借金で会社を経営しているとROEは低めに出てきます。だからROEだけ見ても収益性はわからない。ROEが高いから投資しようなんて決めると危ないです。収益率を見たいならROAも見ないといけません。売上高利益率見てもいいです。当然自己資本比率も関わってきます。質問者は簿記に詳しいそうなので貸借対照表を見れるなら当たり前のことだと思います。つまり間違いは「ROEが高ければ収益率が高いことをしめし」です。以上お答えでした。ちなみにこの間違い探しに限らず、株式取引についてかなり首を傾げる記述が多い方だとわたしは思います。
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Comments 1

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savers19  

こういう文章というのは、人によってなんとでも解釈できるという意味では、じつは「間違いも正解もない」というのが答えかもしれませんねえ。PERやPBRが低い方がよく、って言うけど、低いと言うことは人気がないという意味にも解釈され、それの人気を得るのに、あと何十年かかるかわからない、と考える人は、あえてPERやPBRが高いものから候補を選ぶかもしれませんしねえ。

最近だと借金で運転資金を回している不動産株が強いですが、「ああ、やっぱりROE高いものを買えば報われるなあ」と単純に丸めて納得する人がいますが、その不動産株はあいかわらずPERとPBRが低く、たまたまここ最近堅調にEPSを上げているから、それに準じているだけで、あいかわらず不人気(いつかクラッシュすると思われている)という意味では、あいかわらず人気がない、というステージは変わらないですからねえ。

こういう目線もああいう目線もあるよね、っていう多面的な目で見る=安直に答えや結論を出さない、という姿勢が大事になってくるのではなあと、考えたりしています。

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