実はほとんどのSNS利用者やブロガーが誹謗中傷に対してなす術もない理由

2023年08月23日
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株ネットの事件簿(誹謗中傷対策など)
一つの切り口ですが、人格否定、個人攻撃である誹謗中傷は3つに分けることができます。

1、警察が動き刑事事件になってもおかしくない誹謗中傷
2、発信者が突き止められ民事訴訟が起こされてもおかしくない誹謗中傷
3、それ以外の誹謗中傷、せいぜい削除依頼、削除してもまた書かれる

1だから傷ついて3だと傷つかないという話じゃないです。1と2に「おかしくない」という表現を使った理由は自分で動かないと事件にならないからです。わたしは1と2を経験中のわけですが、ほとんどのSNS利用者やブロガーさんは1どころか2にもならないと思います。なぜなら基本みなさんどこの誰かを隠して書いているからです。どこの誰かがわからない人に対していくら悪口を書かれても刑事事件にも民事事件にもなりません。法的措置を検討していますと言ったところで、どこの誰かがわからない状態ならいくら誹謗されても警察も裁判所も認めません。事件になるためには名誉毀損や侮辱という違法行為が認められないといけませんが、これらはブログネーム、ユーザーネームに本名が紐づけられないことには成立しないのです。(芸能人とか作家は別です)そういうことでまったく身バレしていない人は警察に相談しても弁護士に相談しても構いませんがそこから先には進めないです。

ただ「同定可能性」という言葉があるのですが、読者の中にたくさんあなたの素性を知っている人がいたりして、読めばこの人の悪口だ!ってわかるケースなら誹謗中傷の内容によっては民事裁判を起こせます。わたしの場合はわたしのことを直接知っている人軽く数百人は読んでます。加えて知名度のあるどこそこ会社の川口営業部長で特定できてしまいます。だから刑事事件にも民事事件にもなっているわけです。なぜこういうことを書いているかというと、ブログネームでもユーザネームでも明らかに自分のことだなって悪口書かれたら傷つくし悲しいでしょ? でもほとんどの誹謗中傷に対して強力な対抗手段がないのが現状。だからこそ社会全体で誹謗中傷を許さないという土壌を養成していかないと、誹謗中傷は減っていかないというのが現実だからです。それで誹謗中傷を許容しない。いいねなどつけないようにしましょうとわたしは提言しているわけです。


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