最初に。コメントは全部読ませていただいてます。励ましのお言葉やいろんな視点からのご意見どれも興味深く読ませていただいております。いちいち返事をいたしませんと宣言しましたのでそれは続けさせていただきますが、この場を借りて(借りてないか?)御礼を申し上げます。
般若心経をモチーフに記事を書いたのですが、自分でこれは正しいと仮に確信していても多くの場合異なる見方や考え方があるということですので100%になるってことはまずないのです。だから常に自分の般若心経で言うところの「空と色のバランス」を意識するのです。例えばAさんの考えとBさんの考えと対立しているとする。どっちも正しい部分もあるだろうし、どっちも正しくない部分もある。どっちかだけ正しい部分間違っている部分もある。それを総合してAさんの正当性は80%、Bさんの正当性は40%、だから今回はAさんの言い分に分があるねって、判断するのが論理的な思考で、例えば裁判官なんかはそういう考え方をしているはずです。わたしが思うに実生活で成功する人というのは、自分の正しさを可変的に捉えることができて、かつ他人の視点も可変的に捉えることができる人です。現在の状況とか人間関係の動きに合わせてフレキシブルに対応することができる。自分がいくら正しいと思っていてもそれよりも正しきらしいものが現れたら自分を修正しないといけないし、自分はさほど正しくないと思っていても相手がそれ以上におバカだと、どうやらこっちに分があるということになるな、とかです。相手が誰であろうが、状況が変わろうが、同じことを言っている人はなかなか成功しづらく世の中はできているのです。わたしは割と断定的な物言いをするという印象を持っている人が多いはずです。ただそれは自分だけで100%正しいと思い上がっているのではなく、自分は70%くらいかなと思っていて、そこに5%の考え方が現れると、もう負けようがないから断定しても構わないって判断をしているだけなのです。常に自分は、ずれているってことです。もちろん相手もずれている。この意識が大切で、これがわからないと自分で自分を補正できないってことです。
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