怒ってばかりの老人と怒らない老人の差

2023年08月10日
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人生の考え方
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栃木の道の駅で野菜をたくさん買ってかえります

U-NEXTに「般若心経」をドラマ仕立てで解説するという番組があって、那須からさいたまへの帰路全部みました。般若心経についてはまた別の記事で感想を書きますけど、ドラマの中で人間に害悪を為すもの3つを挙げていて、1、怒り、2、貪り、3、知恵なき行い という3つがあるそうです。3が意外ですけど、よくないみたいです。1から3に行くにつれて自分でわからないから始末が悪い。わたしが思ったのはリタイアしたような老人は3は治らないでしょ? その人なりにやっていくしかない。それで2はと言うと、貪るほど元気のある老人ってそんないないでしょう。いまさら気にしなくていいって人が多いように思います。そうなってくるとクリティカルなのは1の怒りです。ブログとかSNSで世間で起こることに文句を行ったりケチをつけたり、納得がいかんとか(君の納得なんか向こうは関係ないのに)、そういう人たくさん見かけます。誹謗中傷もこの仲間です。毎日書いて世間では何も起きない。(まさか政治家けしからんとピストル持って出かけないでしょ)そんなことしても起きるのは自分に対する害悪だけですよというのが仏教の教えなんですが、毎日怒りまかせの文章を書いて、これまたそれを毎日読んで頷いてる人もいるらしい。わたしは怒る代わりに笑い飛ばすんです。「おバカな人だねえ」とか「失笑を禁じ得ない」とか。だって本当におかしいんだもん。これは想像だけど、サラリーマンで現役時代おとなしく我慢していた人とか、あるいは虐げられていた人ほど、解放奴隷となってから悪口雑言の趣味に走る人が多い気がします。自由をはき違えている。怒りってのはなんか生物化学的にも本当によくないらしいです。それでわたしが笑い飛ばすと「自分のことを言われた」とかそう感じて怒る人もいる。ますます笑っちゃいます。わたしは相手がいくら怒ってもまず怒り返したりしません。実はこっちも怒り返したほうが相手の怒りは鎮まることが多いです。あるいは謝るとか。一番怒る相手にとってよくないのはこっちが冷静でいたりあるいは悠然として笑っていること。これは相手は怒りが鎮まりません。エスカレートする。でも馬鹿げたことで怒っているからさらにこっちは笑う。まるで油圧ポンプで相手の怒りとわたしの笑いが回路上繋がっていて向こうが押すほどにこっちが上がるって構造になっている。こういうポンプを押しちゃだけめですって話なんですけど、それが見えない人は見えない。それでますます頑張って押す。これが仏教の教えで言う「人に害悪をもたらす3番目」の「知恵なき行い」ってことだとわたしは思います。逆に言うと怒るなら真剣に何かを変えてみろってことです。まあ変えるには知恵と行動力が必要なんで知恵がない人はできない。話がぐるぐると回ってしまうわけです。人生てのはそれをどこでクルって力の働く向きを変えるかだとわたしは思います。うまくやるとおもしろいようにぐーんと加速するんです。
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