ドキュメンタリー映画「はりぼて」を見て自分が齧った政治活動を思い返す

2023年08月08日
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日々の雑感ーリタイアライフ
すでにご覧になった人は多いと思います。当方は遅ればせながらAmazonプライムで。富山市議会の経費不正使用で市議14人辞職し議会が迷走した事件のドキュメタリーです。長年当たり前のようにやってきた経費のごまかしが突然地元のテレビ局から暴かれ追求される。追求を受けた市議会議員が出てくる人間どれもどんな役者を持ってきてもこれだけ上手には市議会議員は演じられないだろうと思える迫真の演技?それだけじゃない。市長といい市の職員と言い惚れ惚れするような演技?のわけです。話の中身はまるで映画?のようで本当にこれだけいい加減なことやっていたんか?と呆れるくらいで、事実だか虚構だか見ていて不思議な感覚に襲われる。でてくる人間みんな役者に見える。映画ではこんなやりとりが続く。

記者「〇〇さんの市政報告会ですが、会場で使ったとされる公民館はその日使われてませんね。」
議員「ああ、、、、その日は確か料亭に変えたな。」
記者「お酒とか出しちゃいけないんですよ。」
議員「出してないよ。お客が勝手に注文するんだよ。」
記者「でも支払ってますよね?」
議員「仕方ないだろう。」

凄い昔の話に聞こえるけどほんの数年前のこと。多数の議員が不正を行い返還総額は6千万円以上。数人が起訴され有罪、辞職多数。あまりに酷い。ただ程度の問題はあっても、田舎の地方政治はこんなものなんだろうなとは思えます。わたしはみんなの党という政党の政治塾塾生になって政治家に弟子入りして選挙区周りや秘書の真似事をした経験があります。地方議員という人間にもよく会いましたが、これって市議会議員の仕事じゃないだろうってことを毎日やっているのです。たとえば自分の党の幹部とか国会議員が地元に来た時の接待やお手伝い。あるいは近隣の選挙のお仲間議員のお手伝い。やってることはほとんど党務なんです。これって市から給料もらってやることか?て不思議に思ったけど当然のことのようにやってました。まあわたしが見た範囲なんでちゃんとやっている時もあったのかもしれませんけど。とにかく地方議員というのは議員であり続けるための活動が仕事の大部分って印象でした。当時わたしが手弁当で応援した新人は初当選今も現職の衆議院議員ですが、まあすでに興味のない世界です。
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Comments 1

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金田勘十郎  

この一件、よく覚えています。
ちょうど立山と黒部を観光で宇奈月温泉に泊まった際、「そうだ地元ではどんなニュースが流れているんだろう?」とテレビをつけたら、いきなり議員さんたちがまとまって辞職する会見が報じられていました。えらいところへ観光へ来てしまった、とちょっとだけ後悔しました。妻と、妻の父と3人で来ていましたので、つまらんものをお父さんに見せてしまったですね。

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