「どの程度の誹謗中傷を受けたのか?」を客観的かつ法的基準でクラスわけしてみました。

2023年07月17日
0
株ネットの事件簿(誹謗中傷対策など)
今話題になっている芸能人の方に対する誹謗中傷についていくつか実例を見てみました。ほとんどのアカウントは消されているそうですがスクショに撮って残している人がTwitterにあげています。その内容を見て、もちろん酷いことは書かれているのですが、法律的に見てどれくらいのレベルかと言うと、残念ながらこれだけでは警察は動かないでしょうというレベルです。(あくまでも法律的にです)ただ重篤な結果をもたらしたりあるいは有名人でマスコミで騒ぎになるなどすると警察が動くということはあります。これから動くかもしれません。あるいは遺族が訴えるかもしれません。ただもしも相手が一般人で特に重大な結果(あってはいけないことだが)でなければ警察はこれくらいだと動かないのです。サボっているわけじゃなくて他の犯罪で忙しいのです。つまり誹謗中傷というのは野放しにされている。誹謗中傷と言っても誹謗中傷という不法行為はなく、侮辱と名誉毀損に別れ名誉毀損の方が罪が重いです。損害賠償額も名誉毀損の方が大きいです。侮辱ではろくに取れません。今回の方の受けた誹謗中傷は侮辱だと思いました。名誉毀損はわたしは見つからなかったです。侮辱と名誉毀損について法的に見て重さをもしも測るとしたらで、わたしなりに研究した結果以下の8段階を設定してみました。身元が突き止められるから始まって有罪に至るまで。下に行くほど重いことになります。心の痛みは測れないけどあえて目安をつけてみたということです。

1、侮辱(名誉感情侵害)として発信者情報開示申立てが裁判所により認められる
2、名誉毀損として発信者情報開示申立てが裁判所により認められる
3、侮辱として民事で損害賠償請求が認められる(示談、和解含む)
4、名誉毀損として民事で損害賠償請求が認められる(示談、和解含む)
5、侮辱として刑事告訴が受理され警察が捜査し検事に送検
6、名誉毀損として刑事告訴が受理され警察が捜査し検事に送検
7、侮辱罪で起訴され有罪
8、名誉毀損で起訴され有罪

今回の芸能人の方に対する誹謗中傷の中身だけ見ると1にもならないものもあります。身元を突き止めるってのはそんな簡単じゃないです。ただ身元がわかれば3くらいまで行くものもあるかもしれません。ただ3まで行っても侮辱ではせいぜい数万円から10万円程度の賠償額でしょう。名毀毀損なら数十万円から百万円以上もありえます。一方で訴える方は弁護士費用でだいたい80万円くらいかかると思います。民事事件の上に刑事事件があります。警察が動くってのは酷いケースです。名誉毀損と侮辱と言っても民事と刑事では基準が違います。警察が動くためには民事で損害賠償が認められるより厳しい基準になります。わたしに対する誹謗中傷者の一人は6まで確定しています。8まで行くかどうかはこれからです。わたしに対する誹謗中傷はかなりの酷さであると弁護士からも言われています。読者で見ている人もいるかもしれませんが本当に酷いです。Twitterだと一回140字ですが、わたしに対したものは一回あたりPDFで10から20ページ。それが100回以上。読むに堪えない内容です。内容と言いボリュームと言い、執拗さと言い、まさにトップクラスの誹謗中傷かと思います。以上弁護士先生から聞いたり自分の経験でまとめてみましたが、あくまでも素人の私見であることをお断りしておきます。こういうオフィシャルな基準があるわけではないです。


関連記事

Comments 0

There are no comments yet.

コメント投稿

更新順
同カテゴリ