狭小住宅はリスクが高いと思います
2023年06月28日
ニュースで狭小戸建てが東京で増えていて規制の動きがあると報じていました。規制されたら何を買うんでしょうか? 最近さいたまでも15坪くらいの住宅がけっこう建っているなという印象があります。もともと40坪ちょっとの一軒家だった土地を3つにわけて、ぎゅっと3階建てを隣接させている。それでも5千万円台で売られています。このあたりで庶民がギリギリ買える値段てことだと思います。新築の時は3軒業者が同時に建てるからどこからも苦情はこないけど、たぶん将来売ったり建て直す時に隣戸と揉める可能性高いと思います。つまり売りづらい。将来の地価がどうなるかはわからないけど、50平米の土地に建つ家はわたしには不自然に見えます。わたしが家を買った頃はマンションで似たような展開があって、地価が上がってしまって駅近に普通の3LDKとか作ると高くて買える人が限られるので、駅から少し離れて狭めの60平米くらいのマンションが手頃な価格でずいぶんと売られた。結果どうなったかというとそういうマンションの中古価格は大きく下落してしまった。バスに乗るマンションなんてガタ下がり。一方で駅から近くて70平米以上あるマンションはむしろ値段が上がっているという二極化が起きた。高いものを買える人が得をして高いものを買えない人が損をした。わたしは狭小の戸建てを買うくらいなら中古マンションを買った方がよいと思います。わたしの最寄駅だと新築は8000万円以上です。買っているのは東京の人、あるいは東京で働く年収が高い人たち。地元ベースの人じゃ手がでない。でも中古なら手が届くものがいくつかあると思います。不動産てのはその時々の経済状態で売れ筋が変わりますけど、時代の産物のように無理して作ったものってのは結局長い目では価値を失っていきます。不自然なものには手を出さないって姿勢が大切だと思います。
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