どんな誹謗中傷(名誉毀損)をすると警察に捕まるのか?

2023年06月14日
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株ネットの事件簿(誹謗中傷対策など)
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わたしは3年ほど前にも誹謗中傷で警察に相談に行っていますが、警察との今回の数回のやりとりを含めて民事と刑事では同じ名誉毀損でもだいぶ基準が違うということがわかりました。当たり前ですが民事で名誉毀損が成立するよりも刑事で立件されるほうがだいぶハードルが高いです。基本的にはまず実名に続き所属組織名とか肩書きとで紛れなく個人が特定できること。一般人の場合は特にです。次に書いている内容が真実であるなら捜査当局が動くとかあるいは訴えられて当然だという重い事実であるということ。これらが必要条件だと思います。犯罪に手を染めていたとかです。不倫をしているとか精神病だとか書かれても警察はまず動かない。または犯罪ではあるけどあまりに荒唐無稽で誰も信じないものであるとこれも警察は動かない。警察が動くのは読んだ人間がそうかありえそうだと信じてしまいそうな違法行為の場合だと思います。誰それは万引きの常習犯で何度も捕まっているだとか、まことしやかなもの。まさに名誉を毀損している表現というわけです。民事の場合はかなり違います。警察に捕まるほどではないけど十分名誉毀損をしているねと認められると損害賠償が命じられる。民事では同定可能性と言って、必ずしも本名とかがダイレクトに書かれていなくても、読む人が読んだら誰のことだか明らかだよねと常識的に判断できる場合は本人特定と認められます。このあたりはまた詳しく書きたいと思います。ということで名誉毀損にも法的な意味合いでグレードがあるということで思いつくまま書いてみると
1、警察から検察、起訴されて有罪になるもの(略式と本裁判とある)
2、警察の捜査が入り送検されたけど不起訴で済むもの
3、民事訴訟で損害賠償が認められるだろうというもの(示談、和解になることもある)
4、発信者情報開示が認められるもの
こんな感じですか?


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