株で儲けようと思う人って

2014年04月09日
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株式投資
4月8日は入学式が多かった
身なりを整えたお父さんお母さん
そして新一年生
幸せが服を着て歩いているような絵だ
わたしも担当する子供の入学式に参列した
特別支援学級
わたしが子供の頃は特殊学級と言っていた
しかしなぜ昔は特殊学級などと呼んだのだろう?
あまりに差別的だが
それだけ昔の人は気遣いが出来なかったということになる
 
昔は
特殊な子供
 
今は
特別な支援
 
日本人は日本人の中で
被差別部落、村八分
またハンセン病差別など
歴史的にかなりおぞましい差別をしてきている
差別は日本人に限らないのであるが
概ね日本人ばかりが住んでいるこの日本で
同一民族の中に被差別対象を作り上げていくプロセスは
なにかそこに日本人のDNAがあるような気がする
 
集団の中に属することを
最良とする思想である
もちろんその集団にもヒエラルヒーはある
エリートもいる
だが全て秩序の中での出来事
 
その秩序のガス抜きをして維持するために
差別対象が自然と作られていった
そんなところだろうか?
 
入学式では
子供の名前を呼ぶ
特別支援学級の子供は他のクラスの中に紛れて呼ばれているので
その子が特別支援学級かは
すぐにはわからない
 
入学式が滞りなく終わり
保護者会が開かれた
わたしの担当する子供の親も来ていて一緒に出た
資料によると父親はわたしと同級生である
温厚で優しそうな人であるが
生活力はないので生活保護で暮らしている
 
貧乏な家に生まれて
そしていろいろあって55年ずっと貧乏にいて
おそらく一生貧乏であろう
そしてその子供も施設で暮らして
また貧乏の真っただ中
特別支援学級の子供が独力で
裕福になる可能性はまずあるまい
 
その子は境界域と言って
今までは普通クラスにいた子だ
手厚い親の保護があったなら
たぶん普通クラスでもやっていける子だと思う
ちゃんと漢字も読めるし、計算もできるが
文章を繋げての理解力とか
全体の状況把握力とが足りない
(ちょっと扱いが難しいところもあるが)
 
育った環境であろう
だが施設にいるという事情からも
普通学級より
特別支援学級のほうが望ましいという判断になる
 
今後の夢は?
できれば
なんとか自立して貧乏ながら生きて行く
親の手厚い保護などない
それが現実だ
貧乏から抜け出す
とういうのは滅多なことでは起きないのだ
 
児童養護施設で暮らしている子は
ほとんど高卒で世の中に出る
高卒でも悪くはないのだが
それは親がいる普通の家庭での話だ
 
たったひとりで18歳が世の中に出たら
どれだけ大変なことか
 
児童養護施設でも普通以上の成績の子供であれば
奨学金で大学まで出て
まあまあの大学であれば、普通に就職したり公務員になったり
そういう子供もいる
比率からしたら
今でも大学に行くのは数十人に一人じゃないだろうか?
わたしの時は数百人に一人くらいだったと思う
ある程度
おつむがあれば
なんとかなるのである
 
だがそういう子供は児童養護施設では滅多にいない
素材は良くても環境が阻害して伸びられない
 
わたしは施設では滅多にいないくらい
頭の良い子だった
その点は素直に自分の幸運に感謝している
劣悪な養育環境をものともしないくらい頭が良かった
その頭をくれたのは両親である
 
そして
幼いころからはからずも
厳しい精神的鍛練を受けることになった
その
タフなメンタルがあるからこそ
いまのわたしがあるいうことは間違いないだろう
 
それも今となっては
わたしは素直に感謝している
 
株式投資でもビジネスでも
そのへんの苦労知らずのボンボンに負けるわけはないと思っていた
(今はあまり思ってないけどね)
株式投資で儲けようとか
あるいは不遜にも生計を立てようとか
なんていう人間には
本当の貧乏人はいない
 
だからじゃないけど
投資のブログなんかで玄人に質問して
人から教わって
投資で儲けたいなどと思う人間は
図々しい奴だとわたしは思っている
やめておきゃいい
暮らしていけるんだから
 
もちろん貧乏でないほうが
立派な人間は多いので尊敬できる人は貧乏人より多いけど
それはそれとして
勝負となれば
甘い人間はもっと多い
わたしとは胎の座り方が違うだろう
 
わたしが普通の家の子であれば
大学を出て就職して
今でも住宅ローンを抱えて
子供の教育費も必死に工面して
まあ結婚していれば
そんな感じだったろう
 
施設の子供が言う
ハルトモさんの子供ってラッキーじゃん
 
わたしは答える
 
そうだ、だが先のことはわからんぞ
 
自分の身に起きたことは
全部
幸運なんだよ
なぜならそれは経験となって必ず生かせるから
いや自分で生かすの
 
その気持ちと
いつも考える知恵を持ち続けな
ひょっとしたら君も
金持ちになれる
普通に暮らすなんて当たり前だろう
若いころから苦労をしってんだから
 
子供はくびを傾げているが
いつか
わたしの言葉を思い出す時もあるかもしれない
ないかもしれない
 
こんなことを考えていると
入学式の一時間など
あっと言う間に終わる
 
わたしは考え事をしていて
ぼけっとしているとか
気遣いがないとか
よく言われる
 
ヤフオクに
神経質な方はご遠慮下さい
という文言があって
これは気にいっている
 
こんなわたしを好きな人はけっこういて
わたしはそういう家族友人に囲まれてとても幸せである
わたしが気になる人間は
合わないのであり
そういう人は
とても多いからそれで普通である
 
ハルトモ君はそういう人間なんである
開き直りだがね
 
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