リスクが取れる人取れない人

2023年06月02日
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家のこと不動産投資のこと
わたしの古い友人で建売の不良住宅をつかまされ人間がいます。パッと見て気にいって買ったんだそうですが、住んでいて数年後にはいろいろ不具合が出てくる。どうも建物の構造とか基礎の作り方とかに問題があるよう。でも住宅メーカーに文句を言ってものらりくらりで埒が開かない。そのうち沈下していることが判明。彼からはずいぶんと愚痴を聞かされました。でも友人は今でもその不良住宅に住んでいます。毎日毎日さぞかし気分が悪いと思いますが、彼には他に選択肢がないのです。そもそも立地がよくない。周りの環境とか交通の便とか。だから売りたくても売れない。仮に売れてもフルローンだから借金が残るだけになる。金があれば取り壊して建て替えればいいのだけどそんな金があるわけない。業者を訴えるお金さえない。完全な失敗例です。家を買うなら図面を信頼できる別の専門家に見せて意見を聞くなんて常識だとわたしは思うけどそんなことしなかったそうです。こういう話は別に珍しくなくてあちこちで聞くわけです。そこで賢い人なら一生に一度の買い物だから絶対間違いがないようにしたいと考えるでしょう。そこでどうしても割高な選択を重ねざるを得ない傾向がでてきます。

地元のしっかりした工務店、ちゃんと良い家を建てている。でも小さい会社だから保証は大丈夫かとか、10年後に倒産したらサービス受けられないかもしれないとか、心配でしかたないってことになる。お金に余裕がなくてかつ慎重にやろうと思えば思うほど割高な買い物をせざるを得ないと思います。一方でリスクが取れる人っています。金を出してやり直せばいいだろうと、そのお金が出せる人です。例えば古い洋風の家を改修して使おうとか、ビンテージカーを直しながら乗ってみようとか、こんな極端な話でなくても金で解決できるならちょっとチャレンジしてみようかなってことができるのはお金がある人です。一方お金がある人は上に書いたような不良物件なんか買いません。これはチャレンジって言いません。不良物件を掴むような人はたいていお金に余裕がない人です。つい安いから飛びついちゃう。そういう飛びつきはお金持ちはしないです。そういうことでお金持ちは大きな失敗はしずらい。仮に失敗しても十分リカバリーできる。一方でお金に余裕がないとつい安全に振りすぎる、さもなくば失敗をしてリカバリーできない、とけっこうな差がでてきたりするわけです。
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