酷い話

2014年03月27日
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日々の雑感ーリタイアライフ
袴田事件の舞台は
静岡県旧清水市
わたしの生まれ故郷である
だからでもないが、なんだか感じるものがある
 
わたしは高校生の時には
不良で警察に補導されたこともある
夜パトカーで
清水警察署に連れて行かれた
 
たくさん警官がいたが
今にして時期を考えれば
きっとあのたくさんいた警官のうちかなりの人間が
袴田事件の捜査にかかわっていたのは
事件の規模からして間違いないだろう
 
なんだかわたしの補導も
警察の間違いじゃなかったか?
そんな気はさすがにしてこないが
 
あの警察署にいた連中がやったんだと
思うとなんだか、ぞっとする
 
4人殺害という重大事件
警察、検察、そして裁判官、ついでにマスコミ
犯人がいませんでは
すまされないだろう
絶対犯人は捕まらねばいけない
 
その一方で仮に誰かを間違えて犯人としても
間違えたリスクは
捕まえられなかったときのリスクよりはるかに小さい
袴田事件でも誰もその責任は取らないし問われないのだろう
 
冤罪事件で
かかわった警察検察の担当者が責任を取らされた
という話は聞いたことがない
その時はベストの判断をしたと
言い逃れればいいのだ
警察に冤罪の結果責任は存在しない
 
その一方で
犯人が捕まらなければ
警察ではどうなるんだろう?
署長の出世に差し障るとか
世論の批判が高まるとか
わりと不具合は目に見えてあるのではないだろうか?
 
袴田氏の50年はもうどうにもならない
賠償金でしか
報いようはないのであろうが
 
一体いくら賠償金が出るのであろう?
いくらもらっても
あの年では使いようがないわな
 
まったくひどい話だ
 
こういろいろ冤罪があるとなると
もう処刑されてしまった
無実の人間もきっといたんであろうな
 そう思わざるをえないが
そういう話は
もう出てきもしない
 
一番酷い話は
表にも出てこないのだ
 
 
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