脱炭素に向けて持続可能な投資戦略を有する企業
2023年04月17日

東洋経済onlineより

いくら脱炭素が叫ばれていようと世界的には石油どころか石炭まで化石燃料の需要は結局増え続けているわけです。その石油で儲かったお金を脱炭素投資にどんどん注ぎ込んでいるのが石油メジャー。脱炭素だけやっていると莫大な先行投資がいったいいつ報われるのか? 時期的な見当がつかないけど石油を売りながら脱炭素投資をするなら報われるまでいつまでも続けられる。脱炭素が報われるまで石油事業は続くからです。この石油メジャーの中でも米系より欧州系が積極的に再生可能エネルギーに投資をしているようです。脱炭素は結局金があるやつが勝つような気がするけど、その金の手当が石油からくるという構図は皮肉なようで案外持続可能だと思うのです。どっちに転んでもいいわけですから。

ある株ブロガーさんが欧州系石油メジャー株を保有しているそうです。10年チャートを見てみましょう。欧州系の石油メジャーというとSHELとBPだけどこれはBP。株価は一時大きく下がったけどなんとかイイ感じってくらいに戻ってきています。これはわたしの感覚ってだけの話だけど2016年に凄く下がってます。この時の株価よりも安く買えた人は株主の中でも相当有利な位置にいるんじゃないかなって思うのです。それまでは2016年に買った人が一番安く買った人だけどそれを下回った人。つまり20ドル台半ばで買えた人。10ドル台で買った人は凄いけど少ないでしょうし、すで十分儲かったと売っちゃった人が多い気がします。例えば25ドルで買えた人は配当利回りが6%とかになるから数年も持っていれば原価は18ドルとかになるわけです。もう負けないでしょう。わたしがよく全株主の中での位置付けをイメージするって書くのはこんな話です。同じ会社の株主なのに勝つ人負ける人がいる。強い位置付けにいる人が勝つのです。今はもう時期を逃して買えないって思いますがそのブロガーさんはどうやら勝ちのようです。
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