不動産投資と株式投資

2014年03月21日
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株式投資
不動産投資と
株式投資は
性格がまるで違う投資スタイルだけど
このふたつをうまく組み合わせることができれば
個人投資家としては
理想的なかたちにできる
 
だがそうなるのはきわめて難しい
まず不動産投資家
いわゆる大家さんだけど
ほとんどは地主、土地はある
だがキャッシュはそんなないので家は借金して建てる
このまわし方だと
株式投資に回すような資金がでてこない
 
ましてや家も土地も借金でまわすような
いわゆるサラリーマン投資家では
何をかいわんや
利回りと金利の競争で
余裕のキャッシュなんぞ出てこない
 
株式投資は
キャッシュを潤沢にもっていて
その一部をチャンスとみて運用する人間の勝率は高い
いっぱいいっぱいのキャッシュで株式投資しても
たいていやられる
 
だから不動産投資家が
株式投資家としても成功する確率はかなり低い
と思う
 
一方
株式投資家
から不動産投資家への進出はどうだろうか?
こちらのほうが目があるが
これも借金して不動産を買うようであれば
これは普通の大家となんら変わらない
ただ株式投資も不動産投資も別々にやってますというだけで
相乗効果にならない
 
株式と不動産を相乗効果させるためには
不動産をキャッシュで買わねばならない
無借金で所有する不動産は
打ち出の小槌のようだ
利回りなんか気にしないで
いざとなれば売却できる優良物件を自由に選べばいい
自分が住んでも子供に住ませてもいい
 
利回りの制約と空き室の恐怖から解放された
不動産投資は
借金をかかえる不動産投資とは別世界だ
 
実はそういう利回りが低い物件
住もうという人が買いたくなるような物件は
借りてもつきやすく
空き家になりづらい
仮に空き室になっても借金はないのだから
お金は出ていかないからさほど怖くない
 
これは強い
 
だが
そもそも株式投資というのは
潤沢なキャッシュを背景に余裕の資金管理をしてこそ
戦いやすい
株式投資家が
虎の子のキャッシュを不動産に換えてしまい
それで株式投資でいっぱいいっぱいの資金では
株式投資が戦えない
 
だから不動産を無借金で買うということは
買った上でまだまだキャッシュを抱えているだけの余裕がないと
株式投資家が続けられない
まあこの際辞めてもいいのだろうが
不動産投資だけでは
どうにも行き詰まり気味
天災というリスクもある有事の際に身動きならない
 
ここぞというチャンスには出動できるようにしておきたいのが
生っ粋の勝負師というものだから
やはりキャッシュは抱えておきたい
 
伝説の個人投資家の某氏は
秋葉原にビルを購入したと聞く
もちろん豊富なキャッシュは温存されて
無借金で商業ビルもって
かつキャッシュもある
無敵だ
 
こんな大きな規模でなくても
芸能人とかが
売れているときに
ポンポンと不動産を現金で買って
それでタレントして苦しいときをしのいだという話も聞く
 
たしか
著名な相場師でも
資金を不動産に換えておいたことで
生きながらえたという人も何人もいたはずだ
 
株式投資で成功して
その潤沢なキャッシュで
不動産を買い、暮らしていけるくらいの収入を確保
そのうえで、株は株で
資金温存しながも、出るときは出る
これだと強い
 
まさに理想形なんだろうが
ここまでなれる人が
どれだけいるんだろう?
滅多にはいそうにない
 
ただある程度株式投資で成功したら
戦線縮小というのを考えてもいいと思う
含み益いくらあるなんて豪語しても
しょせん含みは含み
現実利益のありがたみにはかなわない
半分に縮小して
半分は株式資金、半分でワンルームはさけて
自分が将来隠居したら住んでもいいなと思えるような
中古のマンションを買っておく
それで住まずに貸しておく
家賃は使わずに貯金しておく
 
これを理想形として考えるというのはどうだろうか?
 
株式投資で必勝法を身につけて
専業となって
ずっと死ぬまで稼ぎ続ける
そんなの願う時点で
身の程しらずじゃないかしら
とわたしは思うが
まあ、そういう人もいるのかもしれないが
 
私の言う理想形よりもっと難しかろう
 
 
 
 
 
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