何者でもない素晴らしさ

2023年04月15日
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人生の考え方
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人間というのは自分が何者かと言えることに安心感を感じるそうです。なにかの組織に属してるとか、あるいはなにかの層に分類されるとか、人からこういう人たちだと見なされるとか、そのレッテルがあることで自分のレゾンデートル(存在理由)を確認できるということらしいですが、ただそれは自分が好ましいと感じるレッテルだから言えることではないでしょうか? 例えばわたしの経験で言うと、貧乏で汚い家の子とか、施設の子とか、親なし子とか、そう呼ばれて心地よいと感じる人はいないでしょう。だったら何者でもないほうがよほどまし。わたしなど何者でもないなんていい響きに聞こえます。素性が知れなくて怪しげ。まずはそこまでなれたら大したものだと、そういう世界の人もいるのです。
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