将棋とかで負けない将棋の大山康晴、勝ちに行く升田幸三なんて比較があるように勝負事というのはこの「勝ちたい」と「負けたくない」が交差して誰の心の中にあるものですけど、将棋の棋士になるような人はみんな「絶対に勝つんだ」「強くなるんだ」って気持ちが強い人たちです。勝負の世界に身を置くってのはそういうことです。その上で目の前の相手に勝ちたいか負けたくないかってスタイルの話はあって相手が目の前にいるんだから相手のミスを誘うてのは有力な手段で逆に自分でコケたら身も蓋も無いわけです。一方で一般個人投資家てのはプロじゃないですから「勝負の世界」だって覚悟を持ってやっている人ってそんなにいません。趣味みたいに軽い気持ちでやっている人がほとんどのわけです。当たり前と言えば当たり前なんですが、ただ将棋と株と何が違うかと言うと、将棋はプロ対プロなんです。みなさん藤井聡太くんと将棋をして勝ったら一億円貰えるけど負けたら100万円払えと言われたらやりますか? まあ100万円払ってでも一度藤井くんと将棋を指したいって人は別にしてお金のことだけ考えれば誰もやらないわけです。勝つ可能性はゼロだから。
ところが株の世界ではそれを平気でやる人がいるのです。相撲に例えてもいいですよ、横綱大関に勝ってこないけど、十両にならひょっとして勝てるかもって、あなた思いますか?比率は例えほど極端じゃないけど明らかに不利って勝負を知らずにやっている人がいるのです。株の世界は軽い気持ちでやってきた人とプロがないまぜになってバトルロイヤルをしている。それをわかってますかって話はまずあります。その上での話です。個人投資家ってのはプロじゃっないてことで「勝てるといいなあ」って感じの人のほうがずっと多くて「絶対勝ってやる。」とか「ここで儲けなくてどこで儲ける」って感じの人は少ないわけです。そうなりますとね、株式投資で「勝ちたい」って気持ちがそんなに強くないと「負けたくない」ってのは「損したくない」ってことでこれは恐怖心から生じたりもする。恐怖ってのは始末が悪くて努力しなくても誰にでもやってくるんです。そんで怖いって気持ちは、「勝てるといいなあ」程度の気持ちを簡単に上回るわけです。そういうことで「勝てるといいなあって軽い気持ちで始めて、いざ勝負となると負けたくないて言うなら、最初からやらなきゃいいだろう。」てことをわたしが長年書いているわけです。
受験の話を前の記事で書いたばかりですけど、受験のためにすごい頑張りをする人っているじゃないですか? 絶対○✖️大学に受かるんだって必死に勉強する。それと同じレベルで「株式投資で勝ちたい」「億を儲けるんだ」て気持ちを持てるかってことです。受験での頑張りを株式投資で出す人は少ない、と言うかほとんどいないと言っていい。貧乏人が「金持ちになりたいなあ」って言っていてもまず金持ちになれません。それと同じで「いつか億り人になりたいなあ」とか「勝てるといいなあ」では結果はそれなりにしかならないってことです。(もともとお金がすごくある人はまた別です。)結論は書かなくてもわかる人はわかると思いますけど、サービスで冗長ながら書いておきますと、株(個別株)てのはプロを相手の勝負だから、絶対に勝つんだって人でないと成功は難しい。その上で、勝ちたいと負けたくないって話はあるけど、それは人それぞれ個性もあるし臨機応変というのもあります。そのレベルにまで行ってない人は誤解するだけで意味がないとも言えます。「絶対に勝ちたい」ってその上で勝ちたいか負けたくないか?の話を2で書いてもいいですけど、読者は限られるんで書かなくてもいいかな?
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