株価の上昇も一本調子でないのと同じく企業の発展にも波があることを理解しましょう
2023年03月12日

トップガンマーヴェリックとうとうNETFLIXで配信開始!
映画館ですでに4回見ていますが、、、
細かいところをチェックしながら楽しみます
株価もトップガンみたいに急上昇急降下したら
さぞかし面白いでしょうね(たまらん?)
個人投資家であれば将来性のある企業に投資したいと考えるのは一つの在り方だと思います。企業経営とかあるいは経営戦略策定実行の業務をこなした経験があり、かつその中でも大きな成長経験がある方ならイメージできると思いますが、企業が成長して利益を拡大していくプロセスにもいろんなフェーズがあって一本道ではないわけです。自社が戦う市場の展望とかあるいは自社の持つ事情とかで様々な方法論が存在する。例えば市場が急成長をしていてかつ競合が激しい場合は、市場占有率の獲得を最優先して、利益を二の次に無理してなにかに投資をして、市場の伸びが一段落した段階で利益率の改善に取り組むとか。あるいは事業の転換を進めるときに、敢えて古い事業の撤退を加速するような施策、例えば値上げを行うとかで手元資金を厚くして、その間に新事業への投資を加速させるとか。こんな内部事情は株主が全貌を知ることは難しいですが、そういう上昇と踊り場を繰り返しながら企業は成長していくんだというイメージが持てているなら今はどこにいるのかなって、これは企業のIR資料から事業計画を読み込むことで、ある程度掴めたりするわけです。
これを投資家目線に置き換えて考えるとひとつの企業でも売り上げと利益の高成長期と低成長期を繰り返しながらかならずしも売り上げと利益は一緒には動かずに企業が発展をしていく中で、例えば最近わたしが記事にしているPERなども数年の中で見ていくと上昇と下降を繰り返しながら株価が上がっていくわけです。ですから単年度のPERだけを見るのではなく変化を見ることが大切だと思います。つまり四季報でいうなら一社の過去の歴史を10年分ぐらい切り抜いて並べてみるとかするといんじゃないかなってことです。この企業の変化に注目という視点を持つ投資家は非常に少ないです。もっともこれは仕方ないです。企業の経営に携わった経験がある人は世の中にそんなたくさんいないのです。ただそれでもできる範囲でいいので、企業が変わっていく流れを意識することで、少なくともそんなこと無頓着な他の個人投資家よりは強みがだせるんじゃないかなとは思います。今自分が投資している会社はどんなフェーズでしょうか? 今は我慢の時かもしれません。あるいは近い将来勝負に打ってでるかもしれません。あるいは絶好調に見えて実はそろそろヤバいという状況かもしれません。そういうことに意識を向けるだけでも違ってくると思います。こんなこと書く株ブログ他にないと思いますが、けっこう大切なことなんですけどね。
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