お金だと思うから売りたくなる。「口座はただの記号」

2023年02月26日
0
株式投資
含み益で待っているのは我慢できなくて含み損で待っている方が気持ち的にはむしろ楽って人多くないですか? なんで含み益だと売りたくなってしまうのでしょう? わたしが思うに1番の理由は、どうしてもお金に換算して株を見てしまうからです。そんなの当たり前って思うでしょ。でもそれが間違いなのです。毎日毎日含み益が含み損がいくらって自分の口座をチェックしている人って多いです。それで心を痛めたり弾ませたり。今のわたしは株価は時々見ますけど、口座残高はほとんど見ません。だって当面何もする気がないから口座を開く必要はないのです。どうせ塩漬けで売る気もないくせにログインして残高見てため息をつくような人もいます。ピンと来ないみなさんにはぜひ阿佐田哲也氏の本を読んでいただきたい。氏曰く「金のやりとりをする勝負でも、勝負の間は金だと思うな」ってのが勝負の要諦なんです。

そうでないと判断を間違えるのです。金だと思うから売りたくなるんです。その金で何が買えるな食えるなとつい夢想してしまう。それは勝負の後から考えればいいことなんです。さらに「焦りと恐怖」が売らせる。金だと思うからです。含み損は気にしないって自分で言う人ほど含み損を気にしています。ストレスになります。それが含み益になったら? せっかくの含み益を失いたくないって焦りが生じる。さらにちょっと下がれば、含み損に舞い戻るとかもと恐怖を感じる。その気持ちから逃れるためには利確するしかないのです。阿佐田哲也氏は札束を鼻紙と思えと書いていますが最近はつかわない言葉です。今時しっくりとくるのはさる相場師もいう「記号」です。証券口座に並んでいる数字は記号なんです。証券口座から出して初めてお金。じゃあどうやったら記号に見えるようになるか? 氏はそれも書いていますね。「体勢」という言葉で。自分の体勢を大切にして丁寧に投資することでだんだん胎が座ってきます。



関連記事

Comments 0

There are no comments yet.

コメント投稿

更新順
同カテゴリ