本当に再現性がある手法なら弟子も成功していずれ師匠にならないとおかしい
2023年02月21日
自分の投資法は論理に基づき再現性があるものだって言われる株の先生がいます。武道でも芸事でも師匠とか先生って存在の人は、昔は誰かの弟子だったわけです。師匠の元で研鑽を積んで修行してそして上達をしていずれは自分も人に教える立場になるってのが本筋のわけです。そこには道としての歴史の積み重ねもある。もちろんそんな甘い道ではないから挫折落伍する人もいるけど、弟子の誰も成功せずに伝承者がいないのであればそれってなんなのってことになるわけです。株式投資の世界ではこの伝承という文化がほとんど見られないのです。株について弟子をとって人に教えていて、その中身が本当に再現性があるのなら、その弟子の中から成功者が現れて、そのうち人にも教えられるくらいにならないとおかしいってことです。もしそうでないなら再現性そのものが怪しいということです。
何年も教えていれば四天王くらいに高弟が現れて指導的な立場を先輩として発揮して先生と一枚岩で弟子たちを指導してもおかしくないはずです。それが周りに初心者しかいない先生っておかしいと思いませんか? 最近ネットで見る先生ってほとんどアベノミクスの上げ相場で儲けた人です。今後同じような相場がまた十年とか続けばいいのですが、何かあればひとたまりもないだろうなってわたしには見える先生もけっこういます。その中でもしも先生について再現性のある手法を勉強したいのなら、先生がいる先生につくってのはどうでしょうか? 先生と言えどかつて誰かの弟子だったのなら、少なくともそこに伝承と再現性があるわけです。自分で勝手に先生やっている人間よりよほど再現性があるような気はします。別に勧めているわけではないです。自分は教える気はないです。だいたい儲けさせて成功させる自信がない。投資はもっと内面的なものが手法より大きく勝ち負けに作用しているとわたしは知っているからです。
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