1銘柄に投じる金額と腕前の関係

2023年02月16日
2
株式投資
16763539320.jpeg

勝負単位(1銘柄に投じる金額)と腕前は関係ないと思っている人はだいたい資金量が少ない人です。阿佐田哲也氏も喝破していますが、いろんな株のウンチクや講釈や理論も自分のいつもやっているレートから上げてみるとまったく別の世界が広がって今までのやり方が通用しなくなります。同じ手法でゼロをひとつふたつつければ同じことと思うのはそれは知らないから言えること。どんなに立派に株を語ってもそれはその金額でしか通用しない話だってことです。もちろん稼げば稼ぐほど幸せでもないし、自分が要るだけ稼げばそれでいい話なので例えば一万円の利確で満足できるならそれはそれでいいわけです。ただ千円ならその人は千円の人なんです。わたしの感覚的には自分より一桁上の売買をしている人を参考にすると良いかなて思います。目標にするという意味ですね。

注意しないといけないのは同じ桁で銘柄数だけ増やしてもレベルは上がらないということです。1銘柄10万円の勝負をする人が10銘柄から100銘柄に増やしてもその人はしょせん10万円の人なんです。逆に1銘柄100万円の勝負をする人で10銘柄だとしたら、同じ資金量でもその人は100万円の人なんです。ピンと来ない人が多いかもしれません。じゃあ最初から金持ちで大きな単位で勝負する人間もいるじゃないかと思われるでしょう。それはそうなのです。最初から100万円1000万円の人もいます。あるいはずるずると買い増したって人もいる。でもそれで勝てるわけではないのは当たり前。むしろ下手くそがやればドカンと負けて退場もある。そういう人は負けて10万円からやり直すって流れになります。結局腕前を磨いて自分のレートを上げていくってこと。レートを自分の器として手の内に入れるって言ってもいい。この自分のレートを上げられる人が株で成功して大きく資産を増やすってことなんです。もちろんレートをあげれば危険も増す。その上での話です。言っていることわかるかな?
関連記事

Comments 2

There are no comments yet.

ベトナム  

こんにちは。
理論的に考えたことはありませんでしたが、おっしゃっている事はよくわかります。
売買を始めた頃は、林 輝太郎氏のFAI方式の「低位株分散投資」をやりました。
ルールでは1年で倍加目指して、最高で24銘柄まで保有してもいいことになっていましたが、
1年以内に倍加するものもあれば、4年も5年も上らないものもある。
月足で銘柄選択はするものの、結局多くの銘柄に分散して「当たる」のを待つ 
つまり俗にいう「当て物」と変わらんじゃん!と考えるようになって、
そこから銘柄を1つに絞って集中投資するスタイルに変えてから一気に資金が大きくなりました。

2023/02/17 (Fri) 12:49
川口晴朋(ハルトモ)

川口晴朋(ハルトモ)  

Re: タイトルなし

ベトナムさん、貴重な体験談ありがとうございます。分散投資という名の当て物投資ってありますよね。

コメント投稿

更新順
同カテゴリ