これが我が家が出前でとる鰻重
5500円
鰻の話を記事にしたんですけど、同級生から鰻は小骨が気になるからあまり食べないというレスポンスが返ってきました。わたしはえ?って思いました。わたしが食べる鰻では小骨の存在が気になるなんて一度も思ったことがないのです。それでネットで調べると中国産のでかい養殖鰻とかだと、そもそも骨も大きいのと手間暇かけて処理をしていないので小骨が気になることがあるんですって。なるほど一般的には安い鰻は小骨が気になるってことらしい。でもね、その同級生は超富裕層なんです。代々医者の家に生まれて自分も開業医というハイソ。その家が安い輸入鰻なんか食べるわけがない。それで聞くと食べる時は地元の高級店で食べるんだそうです。その店で修行して独立するくらいの老舗中の老舗。
わたしが食べている鰻はせいぜい5−6千円の国産だけど養殖鰻。同級生が食べているのは一万円以上の天然のそれも上物鰻。それでも小骨が気になるってのはわたしが知らない世界があるってことでしょう。ものが違うかそれとも感覚が違うか? そう言えば昔金持ちが羽毛布団なのに重くて寝れないとか旅館で言っていたのを思い出した。こちとらぐっすりなのに。レベルが違うと話が合わないわけです。わたしが生涯で食べた一番美味い鰻は静岡の旧友と一緒に釣りにいって、それで旧友が釣り上げた天然の鰻。それを友人が鰻重にまで仕立ててくれたのです。あれはとんでもなく美味かった。たぶん友人が手間暇かけて自分のために調理した過程をずっと見ていたからかもしれません。小骨? そんなものあったかな? これもわたしの想像ですけどありがたみを感じると欠点って気にならなくなるんじゃないでしょうか? 生まれながらのお金持ちは高級なものが当たり前なんでありがたみを感じづらいってのはあるような気がします。わたしは貧乏な育ちで良かったってことかな?
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