長期保有に向いている銘柄、向いていない銘柄

2023年02月03日
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株式投資
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1000円のレトルトカレーを食べたら
インドレストランに行きたくなりました
こっちの方が安くて美味しいです
レトルトカレーの中では競争がなくても
テイクアウトと競合するってことですね

わたしが2020年に購入した2銘柄は長期保有の配当狙い投資という位置付けですが、共通する業態というものがあります。それは会社の製品がエンドユーザーに届くということです。つまり幅広い顧客を持っているということ。長く安心してもっていられる条件のひとつになります。例えばバフェット氏が持っているコカコーラとかアップルが同じ業態と言えますが明日から誰もコカコーラを飲まなくなるとか来月から誰もIphoneを買わなくなるとかいうことはないわけです。もちろん業績に上がり下がりはあるでしょうがエンドユーザー向け業界はドラスティックな変化は比較的起きにくい。シェアが変動するにしてもゆっくりと変動しますから株主からも変化が見えます。自動車とか食品とかビールとかなんかも同じです。顧客がエンドユーザーでなくても、例えば化学材料など幅広い顧客層を持っている会社は同じ傾向があります。逆に新規参入が難しかったりするのですが、それは別の話。

一方で傾向として安心して長く持っていられない会社の代表格は自動車部品業界です。デンソーとかボッシュのようにそれでも規模が大きくあらゆる自動車部品と顧客を持っているなら良いのですが、多くの自動車部品メーカーは限られた製品群と限られた顧客で企業経営をしているわけです。昔は系列とか護送船団方式などと言われて安定している時期もありましたが、今は自動車メーカーも守ってくれません。限られた顧客の意向で大きく業績が変動します。いくら今トヨタでシェア100%だと言ってもトヨタが2社購買3社購買と供給元を増やせばどんなにいい製品を作っていてもシェアが下がります。このような話は一般投資家からは見えづらい。加えて技術系企業であるので技術の変革の中で要らなくなるテクノロジーというものが出てきます。電気自動車が普及すれば燃料噴射装置は要らなくなる、トランスミッションも要らなくなる、などという話です。(電気自動車になってもタイヤとかシートとかエアコンは残りますからすべてではないです)

そう言えば今はカーナビを買う人は減っているそうです。タブレットとかスマホで十分になってきたからです。昔は位置精度も低く電波が届かないエリアも多かったのでカーナビは必要でしたが今はスマホで十分になってきている。この場合幅広い顧客層と言っても安心できません。ただそれでも急激にはなくならない。以上まとめると技術変革が頻繁に起こらない業界で、かつ幅広い顧客に製品を供給している会社は、業界をよく知らない素人株主がのんびりと保有するのは向いていると言えるということです。もちろん全てではないですが、わたしはこういう視点で銘柄を選びをしているというお話です。自分が短期でキャピタル狙いなのか、あるいは長期で配当狙いなのかで、選ぶ銘柄にも違いがでる。配当が良いから長期で持つなどという単純な発想ではすまないということだと思います。最近は半導体業界の株が個人でも人気らしいですが、よほど調べないと危ないと思います。それもシェアが高い企業ほど。半導体業界の人でも株で大損するくらいなのでわたしは半導体には手を出しませんね。
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