上海で食べる鮨の方が日本より美味いなんて、、あるそうです

娘のリクエストで最寄りの鮨屋に。ここはぶりだと２−３週間、中トロでも２日くらいは熟成するそうで、魚は新鮮だから美味いってわけじゃないてのがこの鮨屋に来るとよくわかります。もちろん新鮮で美味しいネタもある。娘によると中国人は鮨が大好きで上海には回転寿司から高級鮨までなんでもあって、回転寿司は安いんだけど美味しくないそうですが、お金持ちが食べる高い寿司は日本と変わらないどころかそれ以上だそうです。ただ値段は日本よりかなり高いそうです。数万円なんて店はざらにあるそうですがどこも繁盛しているとのこと。この写真のレベルの寿司は中国では２−３万円するのかもしれません。中国人の金持ちは払えるんですね。その日の朝日本の漁港に上がったネタが夕方には上海の鮨屋に並ぶそうです。九州が多いらしい。寿司職人も日本人がたくさん来ているそうです。だって日本で働くより給料が高いのです。

もちろん中国人の寿司職人もいるけど日本語はペラペラで長く日本で修行をしたという人間も多いそうです。中国人というのは手先が器用だからちゃんと修行すれば日本人より下手ってことはないように思います。結局美味しい鮨屋が東京に多くあるのは東京の経済力が地方より高いからです。だけど東京よりも上海の方がさらに高くそしてたくさん買ってくれるなら上海に売るのは業者としては道理。時間はさほど変わらない。結局お金があるところに美味しいものが集まるってことですので東京より上海の方が金があるってことです。こういう状況はこの１０年で起きたことでわたしが上海によく行っていた時からすると信じられない話ですが、経済的には中国が日本を上回ってしまっている以上なるほどとも思えます。そしてこの差は広がっていくんでしょう。テレビで中国人観光客が喜んで寿司を食べているのを伝えていたのを見たことがありますが、あれは美味しいから喜んでいる以上に安いから喜んでいるのかもしれません。一方で日本人観光客が上海に行っても日本より高い鮨には手がでない。ただ安い鮨は日本の方が美味いようです。それが我々のような庶民には救いです。中国人が都心の億ションをバンバン買っているようですが、美味い鮨もみんな中国人に食われてしまう時代も近いのかもしれません。