さすがのわたし(投資決断力)も鈍ったのかなと感じた出来事

2023年01月10日
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人生の考え方
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けっこういいブーツ履いてます

わたしが賃貸に出している分譲マンションですが昨年12月に退去の申し込みがありました。退去自体は1月ですが先行予約ということで募集を開始。ところが募集を開始したら、速攻で申し込みが入ったという連絡が不動産業者からありました。審査もすでに終わったとのこと。一番手で先行予約でお願いしますと言ってきました。ただ正式決定は退去後に内見してから。わたしは申込者の属性を見て変だなと思いました。今は東京都北区の2LDKの賃貸に住んでいる。世帯年収は1000万円。年齢は30代前半で子供はいない。転居の理由はテレワークが多くて手狭に感じるようになったからとのこと。そういう理由でポンと家賃が4万円も高いところに引っ越すでしょうか? 

例えば今の賃貸がいついつ更新時期だとか、あるいは子どもができたからと言うなら納得ですがどちらでもないようです。わたしは業者に言いました。その人って本気で入る気あるんかなあ?と。業者からは申し込みまでしてキャンセルする人は非常に少ないですという返事。確かに申し込みまでしてキャンセルする人の比率は10%ほどだそうです。ただそこで気になるのは30代前半という年齢。わたしには今の若い人は決まった期限であればキャンセルすることをなんとも思わない人が多いという印象があります。実際申し込みをしても賃貸契約前にキャンセルしてもキャンセル料は今の法律ではかからないのです。

わたしは申し込みをお断りしようかなと思いました。申し込みを受け付けてしまうと内見して気に食わないとキャンセルされても文句は言えない一方で、他の引き合いに対してすでに一番手が入っていると言わないといけません。もう申し込みが入っていると聞けばたいていの人は他を探します。一番手がすんなり決めてくれればいいのですが、もしキャンセルされたらいくつかの引き合いを逃すことになります。ただそれを不動産業者から止められました。せっかく申し込みが入っているのだからと。ただそこには不動産業者の思惑もあったと思います。他の業者に取られたくないという思惑です。でわたしがどうしたかと言うと業者の勧めに従って申し込みを受け入れました。実際は業者が勝手に申し込みを受け付けていてわたしは断るという立場だったので言いずらさもありました。

で結局どうなったのかと言うと、その申込者は確かに昨日内見はしました。内見をしてキャンセルになりました。キャンセルの理由はやっぱ引っ越すのを止めたとのこと。聞くと旦那さんは乗り気だったのですが奥さんは気乗りしなかったようです。家賃が上がるからと通勤時間が少し伸びるからとかが気になったようです。そんなことわかっていたことなんですけどね。旦那さんにしてみればキャンセル料はかからないのだからひとまず押さえておいて奥さんに見せて気に入ればよし。でなきゃキャンセルしても損はなしという判断だったということのようです。その結果はわたしはいくつもの引き合いを失いましたが、わたしはそういう態度を責める気はありません。業者も責められません。みんな自分の利益が最優先なのです。そしてわたしにすればおおいにありうるとわかっていたことです。

10年くらい前のわたしであれば業者が何を言おうが自分の判断で申し込みを断ったでしょう。引き合いがあったら1月何日に内見にお越しください。その日に申し込みのあった方々から選ばせていただきますと言えば良いのです。40代50代のわたしは誰が何を言おうが自分の判断を信じてそしてそれを押し通しました。幸か不幸かわたしは商売にかかわる判断はほとんど間違えないのです。ビジネスだろうが株だろうが不動産だろうが。今回もわたしの不安は的中した。ただわたしはそれを押し通すことができなかった。その理由はいろいろ言えますが、間違いなく言えることはわたしはかつてのわたしではないということです。さすがに老いたか鈍ったかとしか言いようがありません。わたしはこれを反省材料にしてはいけないと思っています。自分の老いを受け入れることでしょう。もうお金に困ることはないのだしいまさらきつい勝負はやめとけってことなんでしょうね。いいです。それで。
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