他人が謙虚とか謙虚でないなどどうでもいいから、相場にこそ謙虚になりなさい

2022年12月20日
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株式投資
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「あいつは謙虚でない」「人をバカにしている」と人の悪口を言う人って時々みますけど、本当に謙虚な人なら他人様のことを「謙虚でない」など言わないものです。謙虚というのは自分自身を戒める概念であって他人のことをとやかく言う道具ではないからです。つまり「あいつは謙虚ではない」って人に向かって言う人間こそ、その言葉を自分に発するべきでしょう。謙虚と言うのは自分自身の内なる心持ちであって、他人に対する態度とは切り分ける必要もあります。例えば他人には丁寧な言葉遣いで謙った表現を連発しながら、やっていることは相場を舐めた思い込み投資であるなら、その人は相場に対して謙虚でないと言えるでしょう。一方で仮に投資を舐めたような口ぶりでも、やっている投資が相場の成り行きに素直であるならその人は相場に対して謙虚であると言えます。

相場を長年やってきて結果が出せている人はたぶん相場には謙虚だってことです。結果が全てですから。「あいつは人をバカにしている」も同じです。バカにされていると自分でそうそう勝手に感じる心持ちが卑屈なんです。バカにしたけりゃすればいいいのですって心持ちが望ましいと思います。他人のことはどうでもいいってことですが、これを突き詰めていくと、他人を客観的に見て学ぶべき点避けるべき点が見えるようになります。わたしが思うに他人と比べないという物言いは他人と自分の比較に目を閉ざしてしまっている。この世で人との関わり合いが続く以上他人から学んだ方が得です。つまりどうでもいいからこそ冷静に人から学べるのです。人を罵る人にはその学びの視点がないってことです。そういう人には「無知の知」という言葉を贈りたいと思います。意味をちゃんと理解できるならですが。
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Comments 2

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savers19  

「あんなひどい言い方することないよねえ?」なんて同情を引くような場面によく遭いますが、そういうときは往々にしてどこらへんが「あんなひどい言い方」になるのか、よくわからないこと多いです。みんな異常に他人の言動に敏感です。それも本筋を突いて敏感ならまだいいのですが、言った人もそこまで意図していないんじゃないかなあ?ってことがほとんどじゃないでしょうか。それを相場に当てはめて考えると、まさにその通りで、しょうもない深読みほど当たらない。「なんでも起こりうる」「まったくもってわからないなあ」とつねに笑って相場を見ている方が、往々にしていい結果に終わりますねえ。人の気持ちもなかなか分かり合えないのに、ましてやそれが寄せ集まった相場なんてなおさら・・・、これが私の相場に対する「無知の知」になります。

2022/12/20 (Tue) 11:54
川口晴朋(ハルトモ)

川口晴朋(ハルトモ)  

Re: タイトルなし

無知を自覚するというより、あえて自分を無知におく知というのもある気がします。
言うならケセラセラってことかも。

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