TOBって嬉しがるようなもんですか?

2022年11月11日
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株式投資
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那須では低い塩原方面への道
もう那須の紅葉は終わりが近いです

わたしは少ない保有株履歴でTOBの経験は一回ありますけど、「やられた」って思いました。自分の最終目標としていた株価よりずっと安かったからです。ところが世の中の多くの個人投資家はTOBって喜ぶみたいですね。ポンと株価が上がって高く売れるから嬉しいってことみたいですが、考えて欲しいのです。TOBする方ってのは企業の総力をあげて買収する会社の中身を分析してそれでお買い得だって値段で買うのです。よほどのことがない限りはTOBで株を召し上げられるのは損なんです。もちろん買った値段よりは高いのでしょうが、大抵の場合本当の企業価値はもっと高いってことです。

つまり会社の価値って視点で株式投資をしている人がそれだけ少ないかてことなんでしょう。買う方てのはタイミングを見計らって発表するんです。TOB価格が魅力的に見えるように演出する。ボッシュの時は市況全体が下がっているときにかけられた。だから400円の株価がTOBで600円に張り付いた。わたしは1000円と踏んでいたけどたぶんボッシュも似たような見立てでしょう。てことは40%も安く買えたのです。今振り返ると一番良い時に完全子会社化した。もしも今やったらどれだけかかるか。流石ドイツ人は頭がいいなと感心します。
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