蓮華定院裏庭
高野山の講話で聞いたお話。仏の教えによればこの世には「八風」と言って、人間を惑わす8つの風があるそうです。うち4つは人間から見て一見良いもの、後の4つは人間から見て一見悪いもの、どちらも人間を惑わすものでこれらに侵されないよう修行に勤めなさいということで、これは人の世を生きる人間に当てはまる以上人の世の機微の上になりたつ株式投資でもそのまま当てはまると高野山での講話とその後の瞑想を得てわたしは感じました。修行する時間のない読者に代わってわたしなりに平易な言葉でまとめてみました。
1、目先の利益を得ようとしないこと
2、人から褒められたい心持ちを慎む
3、人をおだてたり持ち上げたりしない
4、楽しみを求めない心
1から3はすぐに納得できますが、4はすぐさまなるほどとは思えません。しかし瞑想を経て考えてみましたが4はたぶん独りよがりの過度の楽しみを戒めている。例えば株式投資で楽しく遊ぶ人たちがいる一方で負けて去っていく者もいる。食事で命をいただくのと同じく感謝して利益を頂きなさいという教えであるとわたしは理解しました。
続けます。
1、過ちを認める心をもちなさい
2、不名誉を受けたくないからと自分の心を曲げないこと
3、人から批判されて心を揺らさないこと
4、あらゆる苦しみを自分だけの特別なものと思わないこと
やはり4が重いです。なぜ自分だけがうまくいかないのか、自分はついてないと思わないこととわたしはとらえました。まあ仏様が株で勝とうという心持ちをどうお思いになるかわかりませんが、わたしも自らを戒めて投資にあたって行きたいと思います。なにせ「受戒」を受けましたから。
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