なぜ含み損を抱えるのは良くないのか?

2022年10月28日
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株式投資

含み損いわゆる塩漬けを持っていてもプラスになるまで待ってそれから売れば実害はないのだから問題ないだろう、と考える人たちがいます。これは資金効率が悪いという意味で反対する人もいますが、プロでもない個人投資家は資金効率なんて考える必要などないとわたしは思います。自分が暮らせていけばいい。では何が含み損を持つ問題になるのか?わたしが考えるには理由がふたつあります。

1、災害的な暴落の時に致命的長期的損害を被る可能性がある
いわゆる災害に弱いと言うことです。これは考えれば誰でもわかることでしょう。わたしの友人で20年塩漬けにして最近損きりした人間がいますが、損きりした理由は年も年だし株で置いておくより使ったほうが良いということです。 いつか上がると言いますけど、いつか上がった時に自分がお金を使いたい時かどうかです。いつか上がるかもしれませんけどその時自分の状態がどうなっているか誰もわからないのです。

2、含み損を抱えている人間ほど利確が早く大きな利を得られない(結局たいして儲からない)
含み損は幻と無視しようとしてもそこにあることは事実です。毎日のように株価を見ていると、ほぼほぼみなさん甘いエントリーをして小さな利確で手放すようになっていきます。それでさらに新たな含み損を呼び寄せる人もいる。取り戻したいという焦りもあり大きく利を伸ばす精神的な余裕がでてこない。そうなってしまうと株の本来の目的である資産形成ではなく、マネーゲームが主体になっていきます。株の成功者は含み損は抱えません。株で成功したいなら含み損は避けるべきです。

ちなみに含み損を持たないようにする方法はふたつしかありません。エントリーを厳しくするか、損切りをするかです。損きりしないでエントリーが甘い人間が含み損を抱えるのです。損きりはわたしもしたことありませんから別にしなくても良いと思いますが、その分エントリーはあり得ないというくらい厳しくしています。買いたい銘柄がたくさんあって困るなんて聞くと、どうやって検討するとそういう状態になるのか不思議に思っています。わたしなど真面目に検討するほど買いたい銘柄が見つからずに投資したくてもできないのです。
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