わたしの伸びる会社の見つけ方4

2022年10月29日
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株式投資
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今まで書いてきたことをおさらいしてみましょう。
1、業界に精通することが伸びる会社探しの第一歩
2、話題の成長業界は追わないこと、すべてにおいて難易度が高い
3、伸びない業界も追わないこと
4、自分の手の内に入れた業界を丹念にウォッチして業界の変化点を見つける
5、業界の変化によりよく対応した企業が勝者となる
6、企業の成長はライバル企業に打ち勝つことで達成される
7、ライバル企業に打ち勝つと言ってもいろんな形がある、要はポジショニング

とまあこんなところですが、そうなると競合関係に注目することが伸びる会社を見つける要諦というこということになります。勝つのはどいつだ?って話ですがただその勝つにもいろいろあって、必ずしもシェアトップが勝ったというわけではないです。マツダがトヨタを販売台数で上回るわけがない。でもマツダとしてこれは勝ったなと言える目標は存在するのです。ポジショニングという考え方です。よくある企業のサービスに触れて感心したとか、経営者のインタビューを見て共感したとか、どこかに面白いと書いてあったとか、誰かが紹介していたとか、それでパッと株を買う人がいますが、わたしには考えられません。ある経営者のインタビューに共感したとしてもその会社のライバル企業の経営者を見たらもっと感心するかもしれない。

多くの投資家は過去5年くらいの決算を見て成長してきた企業を成長企業とみなします。成長力がある会社とは過去に成長してきた企業なのですが、過去に成長してきたから今後も成長する可能性が高いという馬鹿げた論理の虜囚になってはいけません。業界の変化をみるべしが伸びる会社探しの基本だから今後起こるあるいは今起きている業界の変化にいかに企業が対応するのか? 今企業が何をしているかを比較することです。まあ単純に製品を比較するとか身近なところから始めることです。トヨタと日産の車って何が違いますか? 実際乗ってみてどうでしたか? てなとこからです。その上で業界の変化に注目して比較するのですが、その時にコアになるのは企業戦略です。その企業の戦略がSDGかどうか? それを見極めたい。発表されている資料を精読することです。株主総会で質問するのも良いと思います。なんにせよ伸びる条件は、、

1、市場が伸びるか(伸ばすか創る
2、シェア( 占有率)を伸ばすか

この二つが基礎ということを忘れないことです
過去の成長要素の切り分けにも使えます



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