わたしの伸びる会社の見つけ方1

2022年10月26日
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株式投資

伸びる会社ってどんな会社ですか? いろんな項目がバラバラ出てきます。技術力があるとか、経営者の理念が高いとか、社員を大事にして働きやすい環境だとか、顧客第一が徹底されているとか、確かにどれも伸びるための要素ですが、実は会社が伸びるためには二つの道しかないのです。どんな要素もふたつに大別されると言っていいので、まずそこから押さえる必要があります。

そのふたつとは、
1、市場が伸びるか(伸ばすか創る
2、シェア( 占有率)を伸ばすか
どんな要素もこの二つに大別されます。
一つの企業が複数の市場に属していることも多い。

いずれにせよ、この二つ以外に会社が伸びる理由はありません。企業というのは必ずお客さまを必要とします。お客さまがお金を払ってくれて売上になり利益にもなる。お客がいないことには商売にならない。それが市場です。そしてお客さまというのは選ぶ立場です。いろんな会社からある企業の製品なりサービス選ぶ。つまりお客さまからより選んでもらえる会社が伸びるわけです。これがシェアです。

まず市場の話をしましょう。市場が伸びると言いましてもいろんな伸び方があります。多くのお客様に普及して行き渡るという伸び方もあれば、あたらしい付加価値を提供して多くのお客が買い替えるという伸び方もありますし、提供する製品の価格が上昇することでも市場は伸びます。要は業界全体の売上が伸びれば市場は伸びていると言えるのです。例えばガソリンの価格がどんどん上がっていくとする、これは市場が伸びているんです。携帯電話にはカメラという付加価値をつけることで新たな市場を創造した。それは企業の売上アップになってやはり市場は伸びた。

携帯電話の出荷量が伸びていく、あるいはガソリンの出荷量が伸びていくと、これも市場が伸びているということになりますが、逆に出荷量が減っていくと市場は伸びていないか縮小していると言えます。出荷量が変わらなくてもどんどん単価が下がっていく市場はやはり伸びていないとなる。牛丼で価格戦争をした。牛丼食べる人間はむしろ増えている。でもそれ以上に単価が下がれば市場は縮小しているわけです。

ということで伸びる会社を見つけるためには伸びる市場(業界)に注目しましょう、という話ではないのです。株主目線では特にね。ただ伸びる市場の方が伸び代は大きいとは言える、つまり企業業績の伸び代も大きいと期待できる、株価と企業業績に関連がある以上まずここは押さえましょうという話です。伸びる市場には実は警戒すべき点もある。伸びない市場だからダメだという話でもない。そのあたりを次に書きましょうか? 今日はここまで。いっぺんに書いても理解が追いつかない人も多いでしょう。
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