小室さん合格のニュース報道界隈で思ったこと
2022年10月22日
小室さんが3回目の挑戦でアメリカの弁護士試験に合格したというニュースが流れてきました。わたしは別に彼に対して好きも嫌いもありませんが頑張ったんだろうなとは素直に思います。あれだけ日本中からバッシングを受けて試験結果を注目されていれば相当精神的には追い込まれたはずです。奥さんの気持ちも考えればよかったなと祝福すれば良いのかと思ったのですけど、そのニュースのコメント欄を見るとおよそ半分は、小室さんが合格したことが気に食わないようなのです。不正とか忖度で合格したという情報も飛び交っています。そのほぼ全ては具体的な証拠などなく憶測で書かれています。
祝福する声も半分はあるので、以前に比べたら攻撃の手は収まっているとも言えますけど、小室さんが嫌いになった人というのは何がどうでも罵らないと気が済まないようです。ずいぶんと彼のことをわかったように書くけど実際小室さんに会ったことがある人は誰もいないわけです。仮にあったところでその人のことなどわかりもしないと思います。ネットで誹謗中傷で立件された人に聞くと、その動機として許せなかったという正義感を主張することが多いそうです。なぜよく知らない人間を許せないか、本人にも屈折したダークサイドがありそうです。小室さんを悪く言う人たちも自分なりには正義をかざしているように見えます。正義をかざす人ってわたしはちょっと危ないなって気がします。
なぜかと言うとそう言う人たちは、小室さんにとって不利な情報だけを信じて小室さんに有利な情報は無視するという強いバイアスが入っているという傾向が見られる。つまりある種の情報とか特定の人を疑いもなく信じ込む、いわゆる信者状態と裏表ではないかと感じるからです。自分で客観的に判断できずに自分が好ましいと思う情報を信じて好ましくないと思う情報は信じない。普通に暮らしているように見えて実は心のバランスはかなり崩れているのかもしれません。ウクライナの問題とかワクチンの問題とかあるいはネットでの誹謗中傷の事件など、自分が信じたいある種の情報を盲信してその上で匿名を良いことに正義感を振りかざしてよく知りもしない人を攻撃する人たちがものすごく増えているという実感があります。小室さんのような有名人ですと行動などを批判されるのはそれは避けられないとは思います。でも行動批判はしても個人否定はやってはいけないことだと思うのです。それにしてもわたしと同じことを言いながら、とんでもない人や情報を本気で信じているパターンってのも多いんじゃないでしょうか? 特にネットでは知らない人の信者になどならないほうが良いとわたしは思いますけど。
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