貸借対照表と損益計算書は見るべきか?
2022年10月03日

結論から言いますと、ちゃんと見るべき会社とあまり気にしなくて良い会社があります。バランスシートを見るというのは基本的には安全性を確認するのが主目的ですから、潰れっことないって大きな会社のバランスシートなどそれほど神経質に見る必要はないでしょう。ただ大企業はけっこう決算を操作します。引当金の増減などはワンマン経営者が恣意的に行う場合があります。自分の功績を演出するためです。このあたりはビジネス判断ですので違法でない限り監査会社は何も言いません。ただマニアックな話なのでそれで株の売買ということはあまりないと思います。わたしが今保有している2銘柄などはもう見ていないです。潰れっこないし妙な操作をする可能性はありそうにないし、あってもそれで売買ってことはないのです。
ただ歴史が浅くて規模が小さい会社は見た方がいいでしょう。破綻したら紙屑になるんですから。それと業績もドラスティックに変わりやすい。急成長もあるけど急凋落もあるわけです。その時に財務体質が怪しいと破綻てこともありえるでしょうし、あるいは企業を存続させるために成長性を捨てる可能性もある。そういう意味でバランスシートが見れないような初心者は聞いたことのないような小さな会社は避けた方が賢明だとわたしは思います。だって中身がわからないで安心して持ってられないでしょう。ちなみにわたしはもう大企業の株しか買わないです。理由は検討が面倒だからです。そもそも半分引退だって7年近くノーポジでいたわけで金に困ってもいないのにあくせく投資の検討なんかしたくないです。ほかにやることいくらでもあります。初心者で会社のことをろくに知らずにバランスシートも見れないのに人から勧められたとか人気になっているとかで聞いたことのない会社の株を買う人は本当勇気があるなあって思います。
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